FACULTY OF INTERNATIONAL STUDIES
CONTENTS

海外研修

国際交流・留学MV
国際学部
国際交流・留学
International Exchange/Study Abroad
国際学部では短期、長期で選べる留学制度、ゼミナールの海外研修など、日本を飛び出して学ぶ機会が豊富です。
学内でも日常的な国際交流が繰り広げられており、国際学部の学びの舞台は世界そのものです。

長期研修

Study Abroad

世界に学び、世界へ飛び立つ。
国際学部のキャンパスに国境はありません。

短期、長期で選べる留学制度、ゼミナールの海外研修など、日本を飛び出して学ぶ機会が豊富です。学内でも日常的な国際交流が繰り広げられており、国際学部の学びの舞台は世界そのものです。この恵まれた環境のもとで、時代が求めるグローバル人材としての一歩を踏み出してみませんか。
*2021、22年度にコロナ禍で派遣できなかった合格者などを対象に、実際の派遣に代えて6つの提携校の協力を得てオンライン講座を実施します。
私の留学体験

カナダに長期留学
悔いのないよう、やりたいことには全力で!

山野井智美 さん
東京都・桐朋女子高等学校出身
大学で様々な国際的な経験したいと思い、国際学部に入学しました。国際協力コースでは途上国のことについて学び、ゼミナールではゼミ生や先生と共に国際平和について日々意見を交わしています。1年次は、カナダにてJTBの観光実務インターンシップを経験し、2年次に再びカナダに戻り、ランガラ・カレッジで長期の語学留学を経験しました。語学研修で特に厳しいといわれているランガラ・カレッジでの勉強は決して楽ではありませんでしたが、確実に力はついたと確信しています。
勉学以外にも、ボランティア活動など様々な事が経験できました。
山野井智美 さん
1年次
1年次春季休暇中
カナダに短期留学
大学生始めての留学はカナダにあるJTBにて観光実務研修を行いました。2週間という短い期間でしたが、日本とは違った環境で、観光業務を体験することが出来ました。
ここでの経験は、留学をしたいという気持ちを一層強くさせ、応募までの期間勉学に励みました。
努力の甲斐もあり、学部奨学生に採択されました。
カナダに短期留学
2年次
2年次後期から
カナダでの長期留学を経験
留学したカナダのランガラ・カレッジでは様々な国や地域の人たちと友達になれました。また、海外に出て、改めて日本のことを考える契機となりました。
カナダでの長期留学を経験1
カナダでの長期留学を経験2
3年次
3年次から
長期留学を人生のステップに
3年生となった今、卒業論文のテーマを選んだり、社会人として必要な基礎能力を身につけるための勉強をしたりと、充実した学生生活を過ごしています。長期留学の経験を、これからの人生のステップにしていきたいです。
留学した時にできた世界中の仲間は、私の一生の宝物です。
長期留学を人生のステップに

短期研修

教室を飛び出し現地で学ぶ
国際社会を生き抜くためには、「理論」と同時に海外の現場での「実際の体験」が必要です。

国際学部では、異文化を理解し、現実との接点の中で社会の問題を理解できるように、たくさんの海外研修プログラムを用意しました。以下のプログラムは国際学部が中心となって実施しているプログラムです。これらのプログラム以外にも、長短期の様々な留学・研修プログラムを利用して海外生活にトライすることができます。
海外短期研修に参加し、帰国後所定の課題を提出し合格すると、「開発研修Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」の単位が認定されます。

インドネシア研修

実施場所 ダルマプルサダ大学(ジャカルタ市)
実施期間 夏休み期間 (4週間)
実施目的 インドネシア語90時間。大学に隣接するボジョン村での開発実習、高校でのボランティア授業、JICAのプロジェクト見学
ひとこと 現地の家庭にホームステイし、濃密な異文化交流の体験をすることができます。日本語教師、スポーツ青少年活動の経験を積むことができます。
インドネシア研修

フィリピン研修

実施場所 フィリピン大学(ケソン市)
実施期間 春休み期間 (2週間)
実施目的 フィリピン語と英語(60時間)、フィリピンの社会と文化の受講。政府・民間の開発プロジェクトの視察、NGO活動参加
ひとこと 東南アジアでは珍しいキリスト教文化圏として、欧米的文化とアジア的文化の混在する雰囲気を味わうことができます。国際社会で必要な英語力を身につけることができます。
フィリピン研修

マレーシア研修

実施場所 INTER-CULTUAL LANGUAGE SCHOOL(ICLS)(クアラルンプール市)
実施期間 春休み期間 (2週間)
実施目的 英語、プトラジャヤ等小旅行、現地学生との交流会
ひとこと マレーシア研修は、英語の習得を主眼とし、また、小旅行等の課外活動によりマレーシアの理解を深めることを目的としています。語学研修では英語の「聴く、話す、読む、書く」能力の向上を目指します。さらに、ICLSでの交流会や放課後の市内散策を通じて、最新のマレーシアを体験する機会を提供します。
マレーシア研修

韓国研修

実施場所 大邱大学 (慶山市)
実施期間 春休み期間 (3週間)
実施目的 韓国語、工場見学、歴史的遺跡見学
ひとこと 慶州、安東などの韓国屈指の古都と隣接しているため、本物の韓国の伝統を満喫することができます。さらに、大邱、ソウル、釜山の見学を行ない、現代韓国社会にふれることができます。
韓国研修

中国研修

実施場所 華東理工大学(上海市)
実施期間 春休み期間(3週間)
実施目的 中国語、工場、農村、歴史的遺跡見学、キャンパス内の留学生専用宿泊施設を利用
ひとこと 中国語の現地学習をはじめ、さまざまな社会勉強ができる市政施設・工場、および歴史遺跡などが見学できます。現代中国を代表する大都市、上海を拠点に中国社会に触れられます。
中国研修

タイ研修

実施場所 コンケン大学(コンケン市)
実施期間 夏休み期間 (週間)
実施目的 タイ語、英語、農村滞在、歴史的遺跡見学、ホームステイ
ひとこと 「タイのありのままの"すがた"から学ぶ」ことを目的に、発展著しい首都バンコクと東北農村部コンケンの両方に滞在し、タイの現状を多面的に見られることが特長です。コンケンでは現地農家でホームステイをし、濃密な異文化交流の体験をすることができます。
タイ研修

カナダ観光実務研修

実施場所 バンクーバー市(カナダ)
実施期間 夏休み期間(12日間)
実施目的 実用旅行英語、空港実務、旅行代理店実務、ホームステイ
ひとこと 自然観光資源に富むカナダの中でも、バンクーバーはもっとも過ごしやすい都市といわれています。このすばらしい環境の中で、生きた観光実務を学ぶことができます。
カナダ観光実務研修

在学生VOICE

私の留学体験
タイ国旗
海外短期研修(タイ)

学んだタイ語を使っての異文化体験

姫野 優璃さん
私は、春期休暇中の20日間の日程で他の9人の学生とアシスタントの先輩、そして引率の先生2名の合計12人でタイ研修に行きました。
今回のタイ研修は、首都であるバンコクと、そこから東北に位置するコンケン、さらに2か所の農村を訪れました。

コンケンでは、コンケン大学の学生として2週間タイ語(または英語)を学びました。1週目は初めての事だらけで、慣れない環境と現地の方々とのコミュニケーションに苦戦しましたが、日本語を学んでいる現地の学生が放課後から土日まで熱心に寄り添ってくれました。そのおかげでいつの間にか学生や現地の方々と簡単なやりとりができるくらい上達していました。とくに印象的だったのは、下校時に何度も利用したソンテオという乗り物でみんなと一緒に毎日自力で帰ったことで、下校する時までタイの文化に触れることができて良かったです。

農村では、2日間で2カ所の農村に訪問させていただきました。1日目はコンケン県プーヴィエン郡という場所で、有機栽培を行っている農家さんにタイの農業について学び、実際に作業を体験させていただきました。見慣れない植物や果物の栽培方法を見学したり、独特な食べ物を実際に採取してその場で調理して料理を振る舞ってくださったり、とても貴重な体験をすることができました。

2日目はガラシン県ノンタオハイノンゲという場所で、学校訪問をしました。そこでは、ACECというNPO団体が日頃行っている学校での活動を見て、実際に一緒に活動のお手伝いをさせていただきました。学校の生徒たちと触れ合い、学校周辺を散歩しましたが、同じ国の中でもバンコクのような高層ビルが建ち並ぶような街並みとは異なる、生活環境の差がとても大きいことを感じました。

バンコクでは、自由時間で有名な観光地をめぐりました。いくつかの寺院に訪れて、日本のお寺とはちがった魅力や雰囲気に圧倒されました。最終日だったこともあり、少しずつタイ語を使ってお店の人や現地の人と会話をすることに挑戦することができました。

この20日間、もちろん大変な思いをしたり、思い通りにいかなかったりしたことも多々ありましたが、それ以上に得たものや学んだこと、貴重な経験をすることができました。これらを活かしてより異文化交流に興味を持ち、経済格差の問題について詳しく学び、コミュニケーション力を向上させるなど、今後の学生生活を利用して自身の夢のために更に励んでいきたいと思います。
海外短期研修(タイ)1
海外短期研修(タイ)2カスカスガヤという草から作った糸で、ミサンガを編んでいる
海外短期研修(タイ)3ワット・ポー遺跡
私の留学体験
マレーシア国旗
海外短期研修(マレーシア)

様々な英語に触れたマレーシア研修

横木絢音さん
春季休暇の25日間にマレーシア短期研修が行われ、国際学部の学生25名が参加しました。
マレーシアの首都クアラルンプールの中心部、ブキビンタンに位置するINTER-CULTUAL LANGUAGE SCHOOL(以下ICLS)で学びました。学生は英語コース、マレー語コースにそれぞれ分かれ、授業を楽しみながら勉学に励む姿が印象的でした。

ICLSでは週に1度放課後に英語のチャットタイムがあり、他の学生との交流を図ることができます。先生方もマレーシア人はもちろん、イギリス出身の先生もいらっしゃって、色々な国の英語を学ぶことができます。日本人の滞在スタッフさんもいて、安心して学べました。

週末にはモスクや独立記念広場等を訪れ、マレーシアの歴史や文化にも触れることができました。ガイドさんのお話を、メモを取りながら聞き入る学生たちの姿が印象的でした。

研修中は全てが順調でした。不明なところは学生同士で助け合い、また、ICLSのスタッフや現地のサポーターの方々にもご協力をいただき、無事に研修を終えることができました。そして、改めてたくさんの方の支えでこの研修が成り立っているということを感じることができました。今回経験したことを今後の学生生活に活かしていきたいと考えています。
海外短期研修(マレーシア)1
海外短期研修(マレーシア)2ICLSの周囲はとても栄えています。
海外短期研修(マレーシア)3週末に訪れたピンクモスクです。

個人研修

個人研修は海外研修プログラムとして、
渡航費用や学習費用としての奨学金が支給されます。

本研修は拓殖大学が1969年以来、実施されている海外研修プログラムのひとつです。
語学力向上と実施研修を奨励するため、渡航費用や学習費用としての奨学金を支給するものとなります。

在学生VOICE

私の留学体験
個人研修(マルタ)
フィリピン国旗
個人研修(フィリピン)

個人研修(マルタ)

安井穂乃果さん
私はフィリピンのセブ島とヨーロッパの地中海にあるマルタという国に合計で7か月間留学に行きました。この国々を選んだ理由は費用がとても安く、教育システムとサポートがしっかりとしているからでした。フィリピンに比べマルタはあまり馴染みがないと思いますので、マルタでの留学についてお話します。
マルタという国は首都バレッタの街全体が世界遺産に登録されており、どこを見渡しても中世ヨーロッパのようなクラシカルな雰囲気のある絶景が楽しめる国です。この国の人々の時間に対する感覚は日本よりも非常にルーズで、人々は朝から海辺でゆったりと日向ぼっこや海沿いのカフェでコーヒーを楽しんでいました。ある日の朝、私が語学学校へ通う途中で一人の男性に話しかけられ、他愛のない話をしていると「正直言うと、今出勤途中でさ、遅れてるんだけど今日は君と話せたから全然後悔していないよ!」と満面の笑みで言われ、とても驚きました。日本人ならば仕事に遅刻は厳禁で、最も早く職場に着ける方法を見つけると思うのですが、マルタの彼はとても陽気で何の問題もないような素振りだったので、マルタでの時間の流れ方や人々の性格と、日本人のそれとのギャップに驚きました。
私はマルタの生活を体験したくてホームステイをしていたのですが、そこでの生活は日本とは全く異なっていました。まず、ホストマザーやホストファザーの友人から遠い親族まで毎日欠かさず誰かが遊びに来ます。これは本当に1日も欠かさずに毎日です。学校や用事から帰るたびに知らない人が家に平然といるので全く慣れませんでしたが、みんな親切に話しかけてくれたので今では楽しい思い出です。一方、マルタの光熱費は日本よりも高額で、夜の11:00以降まで電気がついていると消すように注意されてしまうので暗闇の中で作業することもありました。しかし、その分早く寝るようになり健康的な生活を送れました。
留学では戸惑うこともありましたが、マルタの人々の陽気さや親切さに助けられ、英語を楽しく学ぶことができました。この体験は一生忘れることはありません。
私の留学体験
個人研修(アイルランド)1
アイルランド国旗
個人研修(アイルランド)

一からの挑戦

岡本拓馬さん
私は10ヶ月の期間、個人留学という形でアイルランドのSEDA(セダ)大学へ留学しました。アイルランドを選んだ理由は、日本人の人数が少ないという点と、学費が安かったからです。勉強の目的は、英語と欧州におけるSDGs(国連の掲げる「持続可能な開発目標」)への取り組み事例について学ぶことでした。二年次に大学の短期研修でタイに行き、様々な体験をさせていただきましたが、今回の個人留学では、現地での住居探しや銀行手続きなど、日本でも経験したことのないことを一からやらなければならず、当初はいろいろ大変でした。しかし、この10ヶ月の間で英語の力は飛躍的に伸びました、最初の頃は外国の方の話す速さについていけないと感じましたが、耳が慣れて聞き取れるようになった時は、成長を実感できました。
現地では、生活費を稼ぐためにアルバイトも経験しました。都心のメイン・ストリートに面した店と、ローカルの店、2つの場所でアルバイトをしましたが、年齢人種問わず、様々な方と話せたのは貴重な経験となりました。
言語も文化も生活習慣も異なるアイルランドで、自分の力で学んだ留学でえた挑戦心を今後も持ち続け、努力したいと考えています。
私の留学体験
個人研修(アイルランド)2
アイルランド国旗
個人研修(アイルランド)

自分で行動して見えた世界

山下朝夏さん
私は約6ヶ月間、個人留学でアイルランドのATLAS Language Schoolに行きました。私がアイルランドへの留学を決めた理由は3つあります。
1つ目は英語圏でありながら、最も理解の難しいと言われているアイルランドイングリッシュに興味があったため。2つ目は、私は大学で国際協力を学んでおり、SDGsなどの社会問題への取り組みが進んでいるヨーロッパでは、どのようにして環境問題や社会問題解決のため国民の意識を高め維持しているのかを学んでみたかったため。
3つ目は日本語教師養成講座を受講しているため、日本語教師のボランティアをしてみたかったためです。
アイルランドでは月曜日から金曜日までは午前に授業があり、火曜日と木曜日は午後授業もありました。2月から5月までの月曜日と水曜日の放課後はボランティアで現地の大学で日本語を教えていました。
アイルランドで最も大変なことは現地での生活の基盤を作ることでした。有名な国や学校で行く留学とは違い、アイルランドでは、留学を受け入れる体制が確立していません。そのため、ビザ申請から家の手配、銀行口座などの手配をアイルランドについてから人でやらなければならず、「ビザなしで国に入れるかは担当する入国審査官により判断が違うためわからない。」「1ヶ月後に住む家が見つかるかわからない」など多く不安を抱えながらの渡航で、不安を抱えながらアイルランドについたのを今でも覚えています。しかし今思い返すとこの経験はなかなかできるものではないなと感じます。ネットで調べても情報がないため、人と話し情報を集めるしかありませんでした。そのおかげで多くの友達ができ、現地の人と話すことができたのではないかと感じています。
この留学を通じ私は、リスニング力を中心にコミュニケーション能力が高くなったと感じています。個人留学の良さは、自分で自由に決めることができることだと思います。私は語学留学の終わりに1ヶ月かけてヨーロッパを1周しました。多くの人に出会い、彼らに生活の中から異文化や社会問題への関心の高さや、持続可能な社会づくりのための生活スタイルの定着度など新しい考え方や生活の仕方、多くの社会問題の解決のヒントが見えた気がしました。多くのことを自分で決めて達成することは、それからの就活などでも大きな自信につながると思っています。今回の体験で学んだことを生かしてこれからも拓殖大学で学んでいきたいです。