FACULTY OF INTERNATIONAL STUDIES
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ネパールからの声

ネパールからの声

隊員になることを夢みた学生時代。
隊員となった今思う学生時代。

石川栄貴さん
2015年国際学部卒業

2009年、当時高校二年生だった私は将来、青年海外協力隊に参加したいという漠然とした思いを持っていました。進路に悩みながら拓殖大学のオープンキャンパスに訪れ、拓殖大学の赤石教授(当時)、佐原教授と面談し、私の国際協力に対する考え、想いを伝えました。すると、先生方から、思いもよらない言葉をいただきました。
「君が卒業するころには、大学生が協力隊に参加できるプロジェクトを作ろう。そして卒業生が各々の技術、知識を活かせるプロジェクトを作ろう。だから『その時』、君が選ばれるように、一生懸命勉強して拓殖大学に入ってください。」
私は、その言葉を信じ拓殖大学に入学しました。

私が入学した2011年、東日本大震災が日本を襲い、世界中に大きな悲しみと衝撃を与えました。その年の4月の終り、私はTVT(Takushoku Volunteer Team)に参加し、東北でボランティアを行いました。そこには世界中から駆け付け支援する人たちの姿がありました。その人々を見て、『将来海外で活動し、世界に恩返しをしたい!』という強い気持ちが芽生えました。
ネパールからの声1
ネパールからの声2
2013年、ラオス派遣の青年海外協力隊短期派遣ボランティアのプロジェクトが発足し、私はそれに参加することができました。ラオスで先輩隊員と共に活動し、国際協力への意欲はより一層増しました。その時に卒業後、必ず長期派遣で協力隊に参加して国際協力をしようと決心しました。

2017年、拓殖大学とJICAの連携プロジェクトが発足しその第一号の隊員として声をかけて頂きました。そして2019年1月、ついにネパールにやってきました。
10年前の先生との出会いから今に至るこの時間の重みを考えると、非常に感慨深い思いです。ここに至るまでに、先生、家族、先輩、そして両親、様々な人々の支えや激励の言葉を頂きました。その気持ちを背負い二年間の活動をより充実したものとしたいと考えています。
現在ネパールに来て3か月が経ちました。
様々な農家のもとを訪れ、意見交換をしながら有機栽培を教えています。ネパールの方は有機栽培への関心が高く、前のめりで話を聞いてくれます。質問も多く、私の拙い言語能力がもどかしくなることがあります。そんな時によくネパールの方は「お互いゆっくり学んで行きましょうね」と言って下さいます。現地の方にも支えられながら活動をしています。

また停電あり断水あり、ものすごい砂埃ありと、着任早速、洗礼を受けています。限られた物質の中で適応し、工夫を凝らし活動する。それに必要な柔軟性や適応力は、在学時代、農業コースで国内留学した北海道での半年間や、竹下ゼミでのネパール研修などを通じ培ったものです。
ネパールからの声3
ネパールからの声4
拓殖大学の4年間で培ったことは必ず、海外で発揮することができます。現地の人々とかかわる中で、自分の経験や知識を活かせている実感を日々得ています。拓殖大学はその力を発揮する場所への道までも準備してくれています。
是非、学生方にはそのチャンスや制度を余すことなく使って頂きたいです。
私は、ネパールで「地の塩」になるべく地道な活動を積み重ねていきます。