FACULTY OF INTERNATIONAL STUDIES
国際学部NEWS

ネパールJICAプロジェクトの新規隊員をご紹介します②

2024.11.05(火)
JICA × 拓殖大学  
国際学部は、JICA×拓殖大学連携「ネパール・農業を通じた農村地域活性化プロジェクト」を進めています。これは、本学国際学部とJICAが正式に契約を結び、国際学部農業コースの卒業生の
国際学部は、JICA×拓殖大学連携「ネパール・農業を通じた農村地域活性化プロジェクト」を進めています。これは、本学国際学部とJICAが正式に契約を結び、国際学部農業コースの卒業生の中から選ばれた適任者が、JICA海外協力隊員(かつての青年海外協力隊員)として、正式にネパールに派遣されるというプログラムです。
https://fis.takushoku-u.ac.jp/research/jica-volunteer/
2024年8月に本学部卒業生が、新たなJICA海外協力隊員として現地に派遣されましたので、ご紹介します。
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広末 竜也(ひろすえ たつや)
2022年国際学部卒
出身高校:埼玉県・埼玉平成高等学校
ネパールでの任地:カトマンズ郡キルティプール市中央園芸センター
職種:果樹栽培
任期:2年間
 
学生時代の活動:
学生時代はTVT(拓殖ボランティアチーム)に所属し、ラオスのホアイフン・タイ村と東日本大震災の被災地、宮城県南三陸町を繋げたフェアトレードビジネスをメインに活動していました。そこから生まれた課題、村民との距離感を改善するべくホアイフン・タイ村でスポーツイベントを開催させていただきました。
国際協力とは別ですが、株式会社PlayestJAPAN、山梨県立大学との合同プロジェクト「ハタチの畑」では山梨県を拠点にした耕作放棄地活用ビジネスにも積極的に参加させていただきました。
このほかにも数々の活動に参加させていただきました。思えば貴重な経験ばかりさせてもらっていたなぁ、と。月並みの表現しか思いつきませんが、その瞬間に抱いたポジティブもネガティブもそのすべてが私の財産で今日のネパールでの活動にも活きています。お世話になった方々にいつか恩返しができればいいなと思っています。
 
卒業後の活動:

当初は勝手に新卒でJICA海外協力隊としてネパールに渡る予定を立てていましたが、一方世間ではコロナ禍が思いのほか長引いたことで協力隊の派遣再開の目処が立ちませんでした。
そこで2年間、さらに農業の修行を積んだ後に協力隊に挑戦することにしました。2年間の期限付きであるにも関わらず採用していただいた石川県の農業ベンチャーで私はブドウとイチジクの生産、販売を担当していました。
そうしてその2年後、無事に派遣が再開されて私は今ネパールにいるわけですが、学びの対象ではなく産業の1つとして農業に関わることができた社会人の2年間はとても大事で有意義な経験だったと感じています。
 
・今後の活動の抱負

私の赴任先は「Horticulture Development Research & Training Centre」という機関です。
そこでは柑橘系の苗木の育苗、日本品種の柿、梨、ブドウなど様々な果物が栽培されています。農業の性質上、2年間の任期のうちに収穫できるのは2回か1回です。そんな中でも確実に成果を残せるように今できることをがむしゃらに取り組んでいきたいです。
 
活動Instagram :
https://www.instagram.com/tatsuya_jica_nepal/profilecard/?igsh=Nm4wbml2dGtnd2lk