FACULTY OF INTERNATIONAL STUDIES
国際学部NEWS

【石川ゼミ】“サステナブルな人”に会いに行く①〜地域の交流スペースを訪ねてきました~

2024.06.03(月)
NEWS  
 国際学部・石川ゼミナ
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 国際学部・石川ゼミナールでは一貫してサステナビリティをテーマに取り組んできました。今年度は、実際に地元八王子でサステナブルな活動をされている方に会いに行き、その生き方・考え方・在り方に学ぼうということで、積極的にキャンパス外のフィールドに出て行くことにしています。ゼミ生たちが検索して真っ先に出てきたYottette(ヨッテッテ)をその第一弾の訪問先としました。
八王子駅南口からほどなく歩いたところにあるYottette、中に入ると小さなスペースながら、一軒家を改築した室内は実家のような暖かさに満たされています。それもそのはず、Yottetteは「子育てしやすく暮らして楽しい、賑わいのある地域を実現すること」を目的に、ボランタリーな活動を行う「まほうのほうき」という団体の活動拠点。入り口は駄菓子屋になっていて、子どもたちが思わず覗き込みたくなる居場所ともなっているのです(SDG11:住み続けられるまちづくりを)。
「まほうのほうき」は、他にも「Mottette(もってって)」という子ども服やおもちゃのリユース事業(SDG12:つくる責任つかう責任)を行なっていたり、高齢者の体力維持・促進をはかる「Aluttette(あるってって)」と銘打ったノルディックウォーキングのイベント(SDG3:すべての人に健康と福祉を)を開催したりと、まさにSDGsを地で行く団体でした。

学校帰りの子どもたちが寄り始める時間となりつつも、代表の沼﨑道子さんとは1時間ほどもお話しさせてもらいました。最後に投げかけた「サステナビリティとは?」との問いに「自分のやれることをやり続ける。自分の範囲で、あんまり背伸びしないで、やれることをやり続けることが自分では大事かなと思っています」と答えてくれました。それを受けてか、訪問後、ゼミ生たちが「自分たち学生にできることは何だろう?」とさっそく確認し合い、Yottetteとのつながりを持ち続けていこうとしていたことがとても印象的でした。
こうして「まほうのほうき」の取り組みは地元の人たちから必要とされ、支持され続けていくのでしょう。ホッとできる場が必ずそこにあるという安心感、それをいつでも持っていられるという常態がサステナブルなコミュニティの一要素なんだと感じさせられました。
 
〈ゼミ生の感想〉
今まで実際にお話を聞きに行く機会がなかったので、とても緊張しましたが、沼崎さんをはじめYotteteの活動に携わっている方々がどのような理由やきっかけでこの活動をしているかなどを直接聞くことができ、とても有意義な時間になりました。また、これから積極的にボランティアなどに参加していけたらいいなと感じました。
(石川ゼミナール 早田彩希 文化学園大学杉並高等学校卒業)
 
参考:「まほうのほうき」ホームページ https://www.mahouno-houki.com/
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「まほうのほうき」代表・沼﨑道子氏
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沼崎さんのお話を聞くゼミ生たち
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実際に駄菓子を購入するゼミ生