国際学部NEWS
【岡田ゼミ】中国・甘粛省地震被災地に義援金を贈りました
2024.02.03(土)
NEWS
2023年12月18日深夜、中国北西部・甘粛省臨夏回族自治州積石山県を、マグネチュード6.2の地震が襲いました。地震災害発生直後から、岡田ゼミの4年生は、被災地を支援するための方法
2023年12月18日深夜、中国北西部・甘粛省臨夏回族自治州積石山県を、マグネチュード6.2の地震が襲いました。地震災害発生直後から、岡田ゼミの4年生は、被災地を支援するための方法がないか情報収集したところ、中国・国務院扶貧弁公室系統の「中国郷村発展基金会」が、オンラインで義援金を募集していることがわかり、急遽ゼミ生で話し合って12月23日に義援金約5万円を送金しました。
以下、ゼミ長の王雯(オウブン)さん(国際学部4年/中国・山東省出身)から、活動の経緯と感想を報告してもらいます。
<活動の経緯>
拓殖大学に入ってからずっと「SDGs」の単語を何回も何回も聞きました。しかし実際の取り組みはコロナウイルスの影響で進まず、体験できなかったです。そして2022年、コロナの状況が落ち着いて、ようやく私たちゼミ生は、ゼミのテーマである「中国✖️SDGs✖️日本」の実践活動をゼロからやり始め、動き出せるようになりました。
「どのような活動をやればいいか」と迷う時、目に入ったのは、解読中国工作室とドキュメンタリーディレクター・竹内亮氏が共同で製作したドキュメンタリー「走近大涼山」でした。
取材中、竹内氏は四川省涼山彝族自治州昭覚県のサッカークラブを訪問し、外国人コーチや地元の小学生と交流します。また、年に一度の彝族の祭り「火把節」に参加したり、彝族の家庭を訪問し、地元の料理を楽しんだりしていました。そして、竹内氏は、現地の人々が山を降りて、新しい世界を見て、いろんなことを学んで、貧困を脱却しようとしている強い意欲を感じ取り、さらに、より良い生活にあこがれ、故郷をもっと良くしたいと願う現地の子供たちを見て、新しい希望を感じました。
私たちはそのドキュメンタリーを見て、自分の力で何かできないかと思いました。そしてゼミ生たちが討論した結果、2022年の紅陵祭で夏休みに編んだヘアピンとミサンガを販売し、得た収益で文房具を買って、貧困地域の子供達に寄贈すると決めました。
学校の先生方とご来場いただいた一般の方々のおかげで、紅陵祭が無事に終わりました。寄贈先の現地調査をしていたところ、甘粛省で大きな地震が発生し、中国ではこの10年で最悪の地震災害と言われました。当時、現地では猛烈な寒波で気温が氷点下10度を下回る中、約8万7000人が避難を余儀なくされていました。
甘粛省では外部からの物資支援が非常に必要となり、甘粛省政府もインターネットで各方面からの支援を求めていました。そこで岡田先生とゼミ生たちが話し合った結果、この紅陵祭の収益金全額を甘粛省の人々の物資不足を解消するために寄贈することにしました。
<感想>
コロナの影響により思い描いていた学生生活とは大きく異なる4年間になりましたが、その中でもできることを探しやりたいことに挑戦することで、将来の夢が開けたように思います。大学での時間が経過していく速さを心底感じています。その中で様々な活動を行って多くのことを学ぶことができ、とても恵まれていたと感じます。大学入学後に出会った全ての人々に感謝しています。ありがとうございました!
以下、ゼミ長の王雯(オウブン)さん(国際学部4年/中国・山東省出身)から、活動の経緯と感想を報告してもらいます。
<活動の経緯>
拓殖大学に入ってからずっと「SDGs」の単語を何回も何回も聞きました。しかし実際の取り組みはコロナウイルスの影響で進まず、体験できなかったです。そして2022年、コロナの状況が落ち着いて、ようやく私たちゼミ生は、ゼミのテーマである「中国✖️SDGs✖️日本」の実践活動をゼロからやり始め、動き出せるようになりました。
「どのような活動をやればいいか」と迷う時、目に入ったのは、解読中国工作室とドキュメンタリーディレクター・竹内亮氏が共同で製作したドキュメンタリー「走近大涼山」でした。
取材中、竹内氏は四川省涼山彝族自治州昭覚県のサッカークラブを訪問し、外国人コーチや地元の小学生と交流します。また、年に一度の彝族の祭り「火把節」に参加したり、彝族の家庭を訪問し、地元の料理を楽しんだりしていました。そして、竹内氏は、現地の人々が山を降りて、新しい世界を見て、いろんなことを学んで、貧困を脱却しようとしている強い意欲を感じ取り、さらに、より良い生活にあこがれ、故郷をもっと良くしたいと願う現地の子供たちを見て、新しい希望を感じました。
私たちはそのドキュメンタリーを見て、自分の力で何かできないかと思いました。そしてゼミ生たちが討論した結果、2022年の紅陵祭で夏休みに編んだヘアピンとミサンガを販売し、得た収益で文房具を買って、貧困地域の子供達に寄贈すると決めました。
学校の先生方とご来場いただいた一般の方々のおかげで、紅陵祭が無事に終わりました。寄贈先の現地調査をしていたところ、甘粛省で大きな地震が発生し、中国ではこの10年で最悪の地震災害と言われました。当時、現地では猛烈な寒波で気温が氷点下10度を下回る中、約8万7000人が避難を余儀なくされていました。
甘粛省では外部からの物資支援が非常に必要となり、甘粛省政府もインターネットで各方面からの支援を求めていました。そこで岡田先生とゼミ生たちが話し合った結果、この紅陵祭の収益金全額を甘粛省の人々の物資不足を解消するために寄贈することにしました。
<感想>
コロナの影響により思い描いていた学生生活とは大きく異なる4年間になりましたが、その中でもできることを探しやりたいことに挑戦することで、将来の夢が開けたように思います。大学での時間が経過していく速さを心底感じています。その中で様々な活動を行って多くのことを学ぶことができ、とても恵まれていたと感じます。大学入学後に出会った全ての人々に感謝しています。ありがとうございました!

2年ゼミでのブレーンストーミング
(2021年10月)
(2021年10月)

3年ゼミで紅陵祭に出展
(2022年10月)
(2022年10月)

ゼミ生手作りのヘアピンとミサンガを販売しました

紅陵祭でのチラシ「中国×SDGs×日本」

岡田ゼミ宛に感謝の言葉が記された寄贈証明書
(2023年12月)
(2023年12月)