FACULTY OF INTERNATIONAL STUDIES
国際学部NEWS

【新井ゼミ】「東京八王子蒸溜所」を訪問しました

2023.06.16(金)
NEWS  
6月8日(木)、国際学部新井典子ゼミナールでは、叶芳和先生(国際開発学部[現国際学部]元教授)の取材に同行させていただき、大学からほど近い東京八王子蒸溜所(椚田町)を訪問しました。
6月8日(木)、国際学部新井典子ゼミナールでは、叶芳和先生(国際開発学部[現国際学部]元教授)の取材に同行させていただき、大学からほど近い東京八王子蒸溜所(椚田町)を訪問しました。昨年開業したばかりの同蒸溜所は、多摩初となるクラフトジンの蒸溜所で、販売中の2種類のジン「トーキョーハチオウジンCLASSIC」「トーキョーハチオウジンELDER FLOWER」は東京ウイスキー&スピリッツコンペティションの洋酒部門(2022)で早くも金賞、銀賞を受賞し「八王子の逸品」として注目されています。
農業を中心に日本中の現場をくまなく歩き調査してきた叶先生の取材は、ノートとペンのみでレコーダー類は一切使用せず、会話のような和やかな雰囲気で始まり、気づけば核心に迫っているといったスタイルです。話し、聞き、歩き、触り、味わいつつ瞬時にポイントをノートに書きとっていく姿は実に手際よく、デジタル世代の学生たちにはとても新鮮に映った様子でした。
蒸溜所代表の中澤眞太郎氏は「ジン造りほど簡単なものはないが、それだけに背景となる哲学や人間性が重要になってくる。様々な経験を経て、ここに至った。今の日本での留学経験がいつの日か必ず役立つ時が来る」と参加した留学生たちに温かい言葉をかけてくださいました。
今回の訪問は、地元のものづくりの現場から地域振興のありかたについて、そして「スピリット」(蒸留酒)という創造性と将来性に満ちた夢のあるグローバル・ビジネスの一形態について、肌で学び理解を深めることのできる貴重な機会となりました。拓大から一番近い蒸溜所が、世界に一番近い蒸溜所として今後大きく羽ばたくことを祈っています。中澤代表、ありがとうございました。
最後に、拓大の学生の成長を願い今回の取材同行の機会を与えてくださった叶先生に心より感謝申し上げます。

参加した学生たちの感想
・東京八王子蒸溜所の中澤代表は米国留学、音楽活動、飲食業の経歴を経て、現在、このジン製造の会社を経営しています。人生には多くの試みの機会があり、いつ始めても遅いことはなにもないとお話を聞きながら思いました。ジンは、中国語で「金酒」と書き、将来中国で流行るかもしれません。今回、ジンの造り方について学び、実際にジンを蒸留する機器を見れたのは、とても貴重で珍しい体験でした。
 
・今回の訪問はとても楽しかったです。叶先生の取材に同席し、ジンができる過程について多くのことを知ることが出来ました。お酒好きな人がこの蒸留所で働けたらきっと幸せだろうと思いました。貴重な機会をありがとうございました。

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ジン蒸留器の前で記念撮影
(右から中澤代表、叶元教授、学生たち)
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