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2023年03月14日NEWS

竹下正哲教授によるイスラエルでの在外研究報告が行われました

21年度後期から22年度前期まで在外研究でイスラエル国に滞在していた竹下正哲教授が、2023年3月10日に八王子国際キャンパス恩賜記念講堂において「ユダヤ人の思考法ーなぜイスラエルは農業、IT、軍事、医療、スタートアップなどで世界トップを走り続けられるのか?」と題する報告を行いました。
報告では、現地で生活し、イスラエル国立農業研究所でロボットなどを活用した同国の最先端農業を学び、現地の世界的な研究者と共同研究を進める中で気づいた独特な思考法などについて紹介がありました。
イスラエルは日本の四国ほどしか国土面積がないために国内市場が小さく、また長きにわたり隣国との紛争状態にあり、農業を行う上で非常に過酷な状況です。竹下教授は、このような状況にあるからこそ、イスラエルの人々は結果を挙げるために努力を惜しまず、また目的の達成を第一に掲げ、非常に合理的であると感じたということです。現地研究者との共同研究では、まず徹底的な調査を求められたそうですが、一見、本筋とは関係のなさそうな事柄まで網羅的に検討することで発見があり、アイデアが生まれたという体験が生き生きと語られました。
参加した教員からは、ユダヤ人のアイデンティティの基盤についてや、イスラエルの学生の学びに対する姿勢、これからの農業ビジネスのあり方、食料に対する政策についてなど様々な切り口からの質問が活発に投げかけられました。

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