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2019年09月10日NEWS

内藤ゼミ夏合宿、ミャンマーに行ってまいりました

みなさん、ミンガラーバー(ミャンマー語で「こんにちは」)。毎年恒例のゼミ合宿、今年はミャンマーに行ってまいりました。今の時期は雨期なので曇天だったり、突然の雨に見舞われたりしましたものの、今回もまた総じて良い体験ができた旅行でした。ゼミ生は全員観光を専攻していますので、みなこれを楽しみにしているのと同時に、多くの現実的な知識を吸収して帰国するのが、わがゼミの基本パターンとなっています。

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ずらり並んでヤンゴン最終日の晩餐

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僧院で学ぶ子どもたち(ヤンゴン)
そんな中で今回学んだことが一つあります。ミャンマーはアジア諸国の中でもまだまだ政治経済ともに途上段階にあり、多くの課題を抱えています。そうした状況下では国家ができる社会保障政策には、財政的にも人的にも限界があります。他方でミャンマーは仏教国としてつとに名高いわけですが、同国の社会保障の一端を担っているのが寺院であることを初めて知りました。寺院によっては極めて潤沢な寄進があり、そこで身寄りのない子どもの育成が無償で実施されることなどは(写真参照)、その一例です。国家の足りない政策部分を補完し、いわば寺院がセイフティーネットの役割を果たしているわけです。写真にもあるように、黄金色のパゴダには全部で数トン分もの金(ゴールド)が使われており、それも寄進によっている由でした。寄進が経済と社会基盤の一角を形成しているところは、文字通り「仏教国」という印象を受けました。

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シュエターリャウン寝仏(バゴー)

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シェダゴン・パゴダ(ヤンゴン)
さらに、こうした学びの部分だけでなく、わがゼミの特徴はタテの関係を重視するという点にあります。ヨコは毎週顔を合わせるので親しくなるのは当然です。しかし、2~4年生が一緒になる機会は年に数えるほどしかありません。ですので、私はこういう機会をタテ関係の構築上絶好の機会として、フル活用するよう心がけています。その辺を学生たちもわきまえてくれており、自主的につとめて上下の学年間で動くようにしてくれました。結局、このつながりが就活のときに大いにものを言いますし、また卒業後も何度か顔を合わせることで、途切れることなく関係は継続していきます。来月も卒業生を交えて貸切クルーズを実施しますし、このように上下関係のつながりが、卒業生との間でも途切れないのもわがゼミの特徴です。教員、学生ともかなり頻繁に先輩との交流が発生しているため、おそらく平均すれば月一度くらい会っているのではないでしょうか。
学生時代というのは、教室内だけの学びで終わるものではありません。むしろ課外での活動を通じてより親しくなるのであり、またそれは一時的なものでなく卒業後も続く、というのが持論です。顧みて私自身もそうでした(40年もまだ続いています)。ゼミ運営には教員の考え方がストレートに反映されます。しかし、人は経験知以上のことはなかなかできませんので、私のゼミ観とはそのようなものです。そのうえで、学生たちには50年後も続くような関係を構築してほしいと願ってゼミ運営をしています。そして結果的に、そうした私流の思想を率直に受け入れて、素直に動いてくれる素晴らしい学生たちに出会うことができ、本当に幸運であったと思っています。ありがとう。

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建国の父アウンサンの執務室

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落ちそうで落ちないゴールデンロック

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