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2019年07月23日NEWS

キャリアとしての社会貢献

グローバル化時代のキャリアにはいろいろな形があります。民間企業のサラリーマンや公務員として働く人も多いと思いますが、もう一つの形が「社会貢献を仕事にする」ことです。国際学部では、どのような道を選ぼうとも、社会貢献意識を持ち続けてほしいと願っています。
6月23日のクラスゼミでは、国際学部の理念である社会貢献・ボランティア活動の大切さと、キャリアとしてのNGO活動、社会貢献活動の実際を学ぶことを目的として授業を行いました。
まず、本学部の卒業生であり、「NGO業界」で活躍中の召田安宏氏(公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)広報課広報担当)にお話しいただきました。次に、3年次に「日本語パートナーズ」として半年間インドネシア、バリ島の高校で日本語教授のアシスタントをしてきた本島夢乃さんに、その経験を発表していただきました。
SVAは「共に生き、共に学ぶ」ことのできる平和(シャンテイ―サンスクリット語で平和)な社会の実現を目指し、1981に設立された団体です。現在世界6カ国7地域で活動を行っています。
召田氏の国際協力への関心は1年生の時に国際学部フィリピン短期研修に参加し、スラム地域の子どもたちをみた時に始まったものです。その後特定非営利活動法人ACE、宮城県山本町災害ボランティアセンター勤務を経て、現在SVAの専従職員として勤務されています。

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召田安宏氏

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真剣な学生たち
召田さんのご講演では、まず途上国において識字率の低さが依然として問題になっていること、次にSVAの活動地の一つであるタイ国境の難民キャンプで行っている図書館支援活動や、ミャンマーの難民キャンプで行っている児童図書を届ける運動について説明していただきました。さらに、NGO活動では、プロジェクト・マネジメント能力、政策提言能力、資金調達能力、組織運営能力が重要であることを具体的にご説明いただきました。最後にこのような活動に実際に参加することが、最高の学習であることを述べられましたが、これは体験学習を奨励する国際学部の理念やカリキュラムと一致するところです。召田さんは拓大卒業以来、主にNGO業界でキャリアを積んでこられたわけですが、経験にもとづくとても説得的なお話でした。
次に、国際学部4年生である本島夢乃さんに、「日本語パートナーズ」としてインドネシア、バリ島の高校で勤務した経験を発表していただきました。日本語パートナーズ制度は、独立行政法人国際交流基金のプログラムであり、アジアの中学・高校などの日本語教師や生徒の「パートナー」として、授業のアシスタントや、日本文化の紹介を行うものです。

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本島夢乃さん
本島さんは、パートナーとして毎日日本語教育のお手つだをするだけでなく、かるた、折り紙、日本料理、日本文化祭の企画など、自ら考え、新しい活動を課外活動として積極的に導入しました。最後に、「単純な語学留学とは異なる主体的な活動であり、最高の異文化交流ができた」という言葉がとても印象的でした。日本語教師は海外で強く求められている活動・職種の一つであるため、今回の発表で新しいキャリアに気がついた学生も多かったのではないかと思います。

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折り紙の練習―バリ島の民族衣装を着て

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ひらがなの練習

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