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2019年06月14日NEWS

「日本語パートナ―ズ」でマレーシアで日本語教育に従事、卒業生の兵庫里奈さん

こんにちは。国際学部卒業生(内藤ゼミ6期生)の兵庫里奈です。私は現在、国際交流基金の日本語パートナ―ズというプログラムでマレーシアのペナン州で日本語教育に携わっています。

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日本語受講生たちと

日本語パートナーズとは?

日本語パートナーズとはアジアの中学校や高校などで、現地の日本語教師のアシスタントや日本文化の紹介を行うものです。日本語教育に関する専門的な知識は必要なく、応募要件に当てはまれば誰でも応募できます。中学校の英語の授業でALTというネイティブの先生がいましたよね?私はマレーシアでそのALTの先生のような立場で日本語や日本文化を教えています。

なぜ日本語パートナーズに?

きっかけは大学1年生の時に第二外国語としてマレー語を選択したことです。当時はマレーシアに何の思い入れも知識もなく、直感で選びました。その後、大学の短期研修プログラムや個人研修奨学金の制度を利用し、大学時代で5回もマレーシアを訪れるほど、私の大学生活はマレーシアと共にありました。日本語パートナーズを知ったとき、このプログラムに参加すれば、マレーシアで日本語を学んでいる学生に、私が今までマレーシアで感じた「もっと勉強して話せるようになりたい」という気持ちや、私が受けたたくさんの優しさを、日本語教育という形で恩返しできると思いました。

活動の内容

私の学校では1年生(13歳)~5年生(17歳)が日本語を選択しています。通常の授業では、現地の先生が教科書を進め、私は単語や会話文、リスニングの問題の際にネイティブとして授業の補助をしています。月に数回、日本文化や日本食の紹介の授業があります。マレーシアは多民族国家なのですが、学校にも様々な民族の生徒がいます。書道を教えたときには、中華系の漢字が書ける生徒は、漢字が苦手な生徒や書道に馴染みがない生徒に教えていました。

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2年生の書道の授業
学校の先生の中で外国人は私だけなので、日本語以外の授業やイベントに呼ばれることもあります。朝学校へ行くと急に、「朝のイベントで折り紙教えて!」と言われたこともありました。マレーシアではこのようなことがよくあるので、いつでもなんでもできる準備が必要です!私の学校では年に一回、日本語の生徒を対象にした一泊二日の「日本語キャンプ」というイベントがあります。卵焼きやおにぎりのブースがあり、各ブースを回るとお弁当ができるというものや、巻き寿司を作って昼食に食べたり、茶道の体験をしたり、夜には名探偵コナンの映画鑑賞会がありました。日本食の材料をマレーシアで揃えるのは難しいですが、代用品を考えたり、日本食をマレーシア風にしてみたり、工夫するのはとても楽しいです。3月にひな祭りを紹介したかったのですがマレーシアでひな人形を買える訳もなく、ひな人形風を自作しました!色画用紙とフェルトで作りました。職員室で作っていたので、他の先生にも興味を持ってもらうことができました。

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日本文化紹介で手巻き寿司をつくる

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日本文化紹介でのひな祭り
マレーシアにいる日本語パートナーズは現在25名です。そのうち7名が現役の大学生で、みんな休学をしてマレーシアに来ています。私は大学時代に就職活動が終わってから、このプログラムのことを知りました。もしもっと早い段階で知っていたら...と考えたこともありますが、そんなことよりも今は、マレーシアで日本語教育に携われていることがとても幸せです。生徒達の純粋な心と屈託のない笑顔をみると、この子達のためにもっと頑張りたい!と思えます。恩返しをしたいという思いで来ましたが、なんだか今回もたくさんの優しさや笑顔をもらってばかりです。マレーシア生活ももう少しで折り返しですが、少しずつでもお返ししていけるように、感謝の気持ちを忘れず毎日を大切に過ごしていきたいと思います。
日本語パートナーズマレーシア5期兵庫里奈

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