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2016年01月20日NEWS

農業総合コース3年通年履修生による研究実践発表会が行われました

1月15日、平成27年度国際学部農業総合コース3年通年履修生による、研究実践まとめ発表会が、拓殖大学北海道短期大学で行われました。発表会の様子は遠隔会議システムを用いて八王子国際キャンパスにも中継されました。

国際学部棟のE101教室には佐原学部長をはじめとした国際学部教員5名と、4月から北海道研修を行う農業総合コース生など、40名ほどが集まり4月からの9ヶ月間の研究成果の報告を聞きました。

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発表を前に緊張した面持ちの8名の研修生たち。右から3人目が司会の満月教授。
(遠隔会議システムの画面より)
本年度は8名の農業総合コース生が、北海道短期大学における通年での研修を選択しました。まず、岩堀さんの「身近な材料による天然酵母づくりの経過とパンづくりへの応用」から報告会が始まりました。天然酵母の採取から培養、パン生地への混ぜ込みへの過程がわかりやすく紹介されていきます。

次に報告した金子さんは「畑作物のEC耐性比較及び高ECが成育に及ぼす影響」。ECとは土壌の電流の流しやすさを表す概念です。3番目の久保田さんは、「シーベリーの挿し木床別品種挿し木繁殖比較試験」。近年健康食品としても注目されている日本ではまだあまり馴染みのない果樹を、どうやって殖やすかを研究しました。4番目の大島さんは、植物の実や葉をもちいた「各種作物の炭化加工実験と炭オブジェ作品づくり」です。木炭を作る装置を応用し、いろいろな植物を炭化させ、それを工芸作品に作り上げるまでの工程がわかりやすく示されていきました。

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天然酵母づくりとパンづくりへの応用

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対照区も整えられたEC耐性比較の研究

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健康食品としても注目されているシーベリーについての実験です

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炭化した植物はオブジェとして新たな輝きを
5番目の佐藤さんは「天然由来の有機資材及び納豆菌による害虫忌避効果の有無とキャベツの品種に及ぼす影響」。いわゆる「天然農薬」についての研究ですが、このテーマは前年の研修生から引き継いだものです。6番目の鈴木さんは「ワグネルポットを用いたメロンの有機JAS栽培への挑戦」。一部に高値で取引される作物もあるメロンに、有機栽培という付加価値をもたらすことにより、より商品価値を高めようという目的もあります。

7番目の寺内さんは「黒米による地域活性化の研究」。黒米はいまから40年ほど前、北海道短期大学で品種改良が進められ開発されたものです。そして最後に報告した所さんは「ヒートショックによる野菜の鮮度、糖度上昇に与える影響」がテーマでした。お湯の温度管理とお湯に浸ける時間を適切にコントロールすることにより、野菜のクオリティがあがるという仮説の実証にチャレンジしました。

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天然由来の有機資材は、キャベツの品質にも影響が

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メロンの有機JAS栽培実験

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メロンの有機JAS栽培実験

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ヒートショックによる野菜の鮮度への影響
8人の研究報告の後、代表の所さんから地元小学校とのハロウィンのランタン作りを通した交流についても紹介されました。カボチャはもちろん北海道短期大学で栽培されました。すべての報告のあと質疑が行われ、佐原国際学部長の「1年間でこれほど成長するのかと感動をもって聞かせてもらいました。どの報告も流れがうまく組み立てられ、発表で使われている言葉が、北海道へ出発する前とはだいぶ違うことに驚いています」とのコメントにより、発表会が締めくくられました。
 
研修生たちは、2月上旬に帰京します。

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地元小学校におけるハロウィンでの交流も

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八王子国際キャンパスから質問を行う佐原学部長(左から3人目)。
右端は八王子会場司会の竹下准教授。

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