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2015年05月22日NEWS

国際協力入門──国際協力の仕事

国際学部では、一年生を対象に、開発途上国の貧困問題を解決する手段である国際協力の入門講座の位置づけとして本講義を開講しています。講義の内容は、国際協力の①必要性、②理論、③仕事、および2年次より進む④国際協力コースの専門科目の紹介の4項目から構成されております。

このうち国際協力の仕事については、実に多様な職務形態や活動があり、一体どのようなものがあるのか、文献やインターネットだけではその実態を正しくイメージ・理解することは困難です。そこで、5月12日に青年海外協力隊員として国際協力の現場で活動された本学卒業生である内藤俊輔氏(平成24年度4次隊・ルワンダ国・コミュニティ開発)を講師にお招きし、協力隊活動の貴重な現場のお話を伺いました。内藤さんは丁度ルワンダの任務を終えて3月に帰国したばかりです。

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拓殖大学卒業生の内藤俊輔さん
未だ色あせることなく、こんがりとアフリカ色に日焼けした内藤さんの演題は、協力隊業務の概要、活動現場であるルワンダ国や生活した首都キガリの紹介、そして言語や異文化での社会習慣などに苦労しながらも現地の人と共に課題解決に向けて行った活動の報告でした。

派遣先は、キガリ郡庁(日本でいう東京都庁)の組合支援課、そこで200に及ぶ協同組合と呼ばれる住民組織をわずかな職員だけで支援を行い、内藤さんは特に日本での職務経験も活かして土産物屋の活動支援には力を入れたそうです。

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教室内を巡回しながらクイズ形式で学生たちに語りかける内藤さん
協力隊の活動を通じて二年間で学んだことは、まずは自分自身の無力さであり、それを日々助けてくれた現地スタッフからの暖かい支援に対する感謝の気持ちだと内藤さんは語りました。これにより、国際協力とは結局はお互いが助け合うことであり、そこから学び合うことが重要であるという原点に気づいたそうです。

講演は、現地のクイズや質疑応答を交えて行われました。特に内藤さんのまったく何もないところから活動を開始した行動力、観光案内マップやfacebookを活用した企画・構想力、組織の一体感を生み出していったファシリテーション能力については、国際協力の活動を正しく理解するうえで学生には非常に参考になったようです。今回は現場の事例報告を通じて、志の高い先輩の活動に大いに刺激を受けた有意義な講義となりました。

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現地で作成した観光マップをスライドで紹介する内藤さん

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