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2015年03月05日NEWS

フィリピン短期研修 -アジア開発銀行(ADB)本部を訪問、総裁室で 「白熱ゼミ」

3月4日の午後、 国際学部フィリピン短期研修(2/26~3/26)の一環として、マニラのアジア開発銀行Asian Development Bank (ADB) 本部を訪問しました。 中尾武彦総裁とのセミナーに続いて、フィリピン担当部長 Richard Boltさんのレクチャーを受けました。

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中尾総裁との白熱ゼミ
中尾総裁は、事前に最近の論文や対談録をお送りくださり、それらへの質問・コメントに答える形でお考えを聞かせてくださいました。貧困層への支援については、それ自体として望ましいだけでなく、経済成長の条件を改善することでさらなる貧困削減をもたらす、との見解を示されました。日本とフィリピンとの経済関係については、良い仕事の創出や技術の向上を生み出す上での直接投資の役割を強調されました。これまでの官民それぞれのアジアへの関わりの中で日本への信頼が培われてきたこと、中国の台頭の中で日本への期待は高まっていること、が指摘されました。

また、多国籍機関であるADBを運営する上での留意点としては、職員は国籍にかかわらず国際人として共通の発想を持つのに対して、理事会では国ごとの立場の違いがはっきりと出る、とのお話がありました。その他に、学生生活の過ごし方についてのアドバイスもいただきました。

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フィリピン経済についてのレクチャー
Bolltさんは、グラフや地図を示しながら、フィリピン経済の現況と課題について話してくださいました。経済運営が全般において適切であり高い成長の持続が見込まれる中で、若年失業や農村部の不完全就業が課題として残ることが指摘されました。特に、台風の被害と復興への取り組みについて詳しく話してくださり、ADBの貢献についても説明を受けました。
ネイティヴスピーカーのスピードにたじろぎながらも、学校英語ではない本物の英語に触れたことに強い刺激を受けたようです。
学生諸君に貴重な機会を与えてくださった、中尾総裁、Boltさん、そしてADBのご関係の皆様に、厚くお礼を申し上げます。

(フィリピン研修引率 柳原 透・記)

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全員で記念撮影

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