国際協力コース
グローバル化が進むなか、日本が、そして私たち一人ひとりがどのように国際協力に関わっていくのかを考えることは重要な課題です。現代社会では、開発途上国との「格差」が問題となっており、貧困、医療、教育、環境などさまざまな分野で解決すべき課題が山積しています。このコースでは、こうした問題に正面から向き合い、ODA(政府開発援助)やNGO(非政府組織)などに注目しながら国際協力のあるべき姿を探ります。
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学生MESSAGE
世界から貧困をなくすためには?フィールドでの体験からも学んでいます。
大江ほのかさん、遠藤実花子さん
国際協力の実務に携わった先生方から、理論はもちろん、フィールドでのさまざまな体験談をうかがえるのが、このコースの面白さです(遠藤さん)。
東南アジアのラオスで布を買い付け、東日本大震災の被災地である南三陸町で加工した商品を企画・販売する学内ボランティアに参加しています。実は、この活動をするために国際学部に入りました(大江さん)。
東南アジアのラオスで布を買い付け、東日本大震災の被災地である南三陸町で加工した商品を企画・販売する学内ボランティアに参加しています。実は、この活動をするために国際学部に入りました(大江さん)。
国際学部の魅力
こんな先生のこんな授業が面白い
国際協力を実現するための手法を学ぶ
佐原隆幸ゼミナール
私の所属する佐原ゼミではPCM(Project cycle management )手法を学んでいます。これは開発援助プロジェクトの計画・実施・評価という一連のサイクルを、表を用いて管理運営する方法であり、国際協力の現場でも用いられる手法です。
ゼミではひとつの問題、例えばバングラデシュのごみ収集問題を題材にPCM手法で分析しました。達成目標を決めた後、現状分析と問題点の整理、どのような参加者や利害関係者がいるのかなど、一つの物事を細かく分解し、改善策を練る作業を行うと、これまで自分が物事をいかに単純に見てしまっていたか痛感させられます。
ゼミではひとつの問題、例えばバングラデシュのごみ収集問題を題材にPCM手法で分析しました。達成目標を決めた後、現状分析と問題点の整理、どのような参加者や利害関係者がいるのかなど、一つの物事を細かく分解し、改善策を練る作業を行うと、これまで自分が物事をいかに単純に見てしまっていたか痛感させられます。
ゼミ生は、卒業論文の作成に向け各々テーマを決め、PCM手法を用いて研究していきます。私は地元である新潟県上越市の地域再生を題材にしようと考えています。まだまだ理解しきれないこともあるので、在学中にしっかりとPCM手法を身に付けて、自分の強みにしていきたいです。
(国際学部 遠藤実花子)