国際学部

ホーム > 国際学部情報NOW > ニュース > 学生活動 > インド個人研修で得たもの

ニュース

インド個人研修で得たもの

国際学部2年 三井悠生・壽崎将也

私たちは「個人研修奨学金」の制度で大学からの支援を受け、インドで一ヶ月間の短期研修を行って来ました。インドの公用語であるヒンディー語を学ぶことが主な目的であったものの、インドでの生活の中で現地の人々と交流をすることで、彼らの心の豊かさと個性を学びました。
 インドに到着してすぐ、デリーで出会ったタクシーの運転手はとても優しく、まだ現地に慣れていない私たちを見てひじょうに親身に接してくれました。自分の子供が私たちと同じ年代だからという理由で丸一日街を案内してくださり、列車の乗り方や食べ物や飲み物の買い方まで教えてくれました。

私たちは研修先のバナーラス(ヴァーラーナスィー)ではホームステイをしました。ステイ先のミシュラさん一家は私たちのために毎日の食事から気を使ってくださり、最後の日も駅までの見送りのはずだったところを列車の中にまで一緒に来て別れを惜しみ、列車の車掌にことづけまでしてくださいました。また、街の人たちも親切で、リキシャー(タクシーの一種)との値段交渉に困っているのを見て助けてくれたこともありました。最近の日本では、あまりこういった光景は見られないように感じています。インドから帰国して改めて考えた時、日本は物質的に満たされているけれども、心情的な豊かさが損なわれつつあるように感じました。

インドでパーンデー先生と
インドでパーンデー先生と
インドでミシュラさん一家と
インドでミシュラさん一家と

さらに帰国後の9月13日、私たちは在日インド大使館主催のヒンディー・デイ(Hindi Day)というイベントに招待いただき、九段下にある同大使館のホールにてスピーチをする機会も得ました。マザー・テレサが来日した際に述べた「日本はとても豊かな国です。けれども、心の貧しい国です」という言葉を引用し、私たちがインドで経験したこと、それを通して考えたことについてヒンディー語でスピーチしました。このイベントにはスジャン・チノイ駐日インド大使や都内のインド人学校の生徒たちも出席しており、準備は大変でしたがひじょうに貴重な経験とご縁を得ることが出来ました。

ヒンディー・デイでスピーチをする二人
ヒンディー・デイでスピーチをする二人

私たちがマザー・テレサのこの言葉を初めて聞いたのは小学生の頃でしたが、当時はまだその意味することを理解することができませんでした。しかし、今回「個人研修奨学金」の制度でインドに行き現地の方たちと実際に交流したことで、初めてこの言葉を理解することが出来ました。私たちは心の豊かさが何から生まれるのかと考えた時に、それはお金や物からではなく、人と人とのつながり、そしてそのつながりをつくる力によってこそ生み出されるのだと考えました。

ヒンディー・デイでの記念撮影
スジャン・チノイ大使(中央)を囲んでの記念撮影。
右から4人目が坂田貞二拓殖大学名誉教授。その左が澤田彰宏先生。左から4人目が壽崎、その右隣が三井。

今回の研修及び大使館での経験は、拓殖大学で私たちのヒンディー語の先生である岡口典雄先生と澤田彰宏先生とのご縁によって実現しました。インドでは拓殖大学の先輩である古屋礼子さん(独立行政法人日本貿易振興機構)やヒンディー語を教えてくださったA.パーンデー先生、ホームステイ先のミシュラさん一家と出会うことができました。さらに帰国後東京のインド大使館では、拓殖大学名誉教授で私たちが学んでいるヒンディー語の教科書の著者でもある坂田貞二先生にも、このご縁により初めてお会いすることができました。

こうして私たちは、人と人の縁というものはとても大事なものなのだと気づくことができました。わずか一か月間の研修でしたが、そこで得た経験、縁はかけがえのないものとなりました。これからの大学生活、そしてこれからの人生でもこのことを忘れず、人との縁を大切にしていこうと思っています。

掲載日:2016年10月12日

ホーム > 国際学部情報NOW > ニュース > 学生活動 > インド個人研修で得たもの

このページの先頭へ