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卒業生からの報告:途上国における一村一品プロジェクト支援

ラオスで青年海外協力隊として活躍する清水理栄さん

ラオス

国際学部第2期卒業生の清水理栄さんは、現在東南アジアのラオスで、一村一品プロジェクトを支援する青年海外協力隊員として活動中です。
学生時代から途上国支援に携わりたいと考えていた清水さんは、卒業論文でタイの一村一品運動をテーマとして選びました。卒業後、6年間の会社勤務を経て、長年抱き続けてきた開発協力の最前線で働く夢を実現したのです。

2013年3月から約1ヶ月間、2名の現役の国際学部生が、清水さんのもとに協力隊員として派遣されることが決定しました。これに際して清水さんから国際学部へ最新の活動報告を寄せていただきましたのでここにご紹介します。

報告

現在私は青年海外協力隊(以下、協力隊)として、ラオス南部サラワン県で一村一品プロジェクトの活動をしています。学部生の頃は特にタイが大好きで、タイ語を話せるようになりたいと必死で勉強しタイ語留学もしました。卒業論文は「貧困削減政策としてのタイ一村一品運動」というテーマを選びました。留学中にタイの一村一品運動に携わる協力隊のもとを訪れインタビューをしたこともあり、将来は協力隊のような開発協力の最前線で働きたいという憧れを抱きました。

品質チェック
できあがった織物の品質チェックを行う
[中央が清水さん]

タイ留学は貧困の実態を知りたいと思いタイで最も貧しい地域と言われている東北タイで過ごしました。そこでは豊かになるための開発政策や開発プロジェクトが実施されているはずなのに、一部の豊かな人はさらに豊かになり、多くの貧しい人は貧困から抜け出せずにいる「開発の矛盾」を感じました。タイには社会開発活動をする開発僧というお坊さんがいます。本当の意味での社会の発展は「開発者自身の心の開発が不可欠」と説いていたことに感銘を受けました。開発協力の世界で働くには英語が流暢に話せることや開発の専門知識があることだけが大切なのではなく、自分自身を成長させることが必要だと思い卒業後は社会に出て働くことを決めました。

製品の価格設定
織物生産者たちと製品の価格設定について話し合う
[清水さん(右)]

卒業後就職したのは外食産業の居酒屋チェーンでした。毎日店舗を運営していくなかで店舗の問題を改善していくこと、人材を育てることなど学びました。販売促進や店舗マネジメントなど店長職を経験して学んだことは現在の仕事にも役立っていると思います。外食産業で働く中でも国際協力への関心は持ち続けていました。そんななか偶然ラオスで一村一品プロジェクトの協力隊を募集していることを知りました。「コレだ!」という勢いで応募し、運良く合格。6年間勤務した会社を退職し、協力隊になり現在に至ります。

ミーティング
清水さんを中心にミーティングが進みます

活動地である織物の村は比較的貧しい村で市場から遠く、また村人が市場へ行く移動手段も限られています。村の織物はたまに通りかかる観光客を相手に販売する程度。観光資源に乏しいサラワン県にどのようにしたら観光客をたくさん呼び込むことができるかということが現在の課題です。 今現在、私はサラワン県内の魅力を伝える観光促進ツールを作成しています。またこの村の織物に関心を持ってもらえるよう観光客へ対して織物体験ツアーも企画しています。 私はラオスに派遣され、ラオスの人々の優しさや自然の豊かさに触れるなかで任国ラオスのことが大好きになりました。今はラオスの魅力をもっと多くの人たちに知ってもらいたいと思っています。

販売店
製品はこのようなお店で販売されます(ラオス サラワン県で)
学部生の皆さんへ

現在はボランティア、国際機関、NGO、民間企業の社会貢献など様々なかたちで国際協力に携わることができます。そのなかでも青年海外協力隊の活動は現地の住民の顔が見え、共に問題を改善していくことに私はやりがいを感じています。学生時代の夢も叶えたいと強く願い行動すれば必ず実現すると思います。国際協力に携わりたい方は視野を広く持ちいろんなことに挑戦してみてください。

掲載日:2013年02月28日

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