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内藤ゼミ ベトナム・カンボジア合宿報告 ー 実体験的に観光を学ぶ

アンコールワットでの集合写真
アンコールワットでの集合写真

毎年夏季休暇中の海外合宿をわがゼミでは恒例としています。これまでにもさまざまなところに行ってきましたが、やはり学生たちにとって悩ましいのは費用面での問題です。いかに価格設定と行き先との折り合いをつけるか、ゼミでは観光研究をしていますので、こうした点も検討材料になります。結局のところ観光とは、「カネとヒマ」の均衡点をどこに見出すか、という点に煎じ詰めることができると思います。学生の場合、夏季休暇中なので「ヒマ」の面はあまり考慮しなくて済みますが、価格面での限界性を考えると、どうしてもアジア圏が中心になります。いろいろと検討した結果、今年はベトナムとカンボジアの二か国を訪問することに決定しました。

アンコール遺跡群にて
アンコール遺跡群にて

もっとも、南から北まで細長い国土を有するのがベトナムの地理的特徴です。今回は同国最大の都市ホーチミンを訪問。あわせてメコン川河口にあるミトーでミニジャングルクルーズも体験できました。カンボジアはシェムリアップにある、アンコール遺跡へ。世界遺産に認定されていることもあり、世界中から観光客が集まってくることは当然としても、各国語のガイドが予想以上にさまざまな言語を駆使している光景を目の当たりにすると、正直面喰います。やはり一口に世界遺産といっても、知名度と誘致力とにおいてかなりの幅があることがわかります。「世界遺産検定」を受けている学生も多く、このような世界遺産の多様性と階層性という点も参考になったかと思います。

遺跡に絡みつく巨大なカジュマル
遺跡に絡みつく巨大なカジュマル

このほか、観光系ゼミとして教育旅行の意味をもたせるためにも、現場でいくつかの講義を旅行中に実施いたしました。たとえば、旅行の起点は成田空港から。ここではまず、空港自体が株式会社化していること、騒音対策からカーフュー(離着陸制限時間帯)が23時から6時までの間に設定されていること、また3本目の滑走路が計画されていることなども学びました。さらに、なぜ預け入れ荷物の重さが数字としてキリの悪い23kgなのか、あるいはサイズ的に3辺の合計もなぜ半端な203cm以下なのか(答:計量単位のポンドとインチに由来)。

カトリックのサイゴン大教会
カトリックのサイゴン大教会

現地に到着するとさっそく両替が必要に。しかし、ベトナムもカンボジアも自国通貨ではなく、ドルがふつうに使えるのは?(答:ハードカレンシーのドルが基軸通貨として、ソフトカレンシーのドンやリエルよりも、圧倒的な力と普遍性を有するから)。特に、ベトナムはかつてアメリカと激しく戦ったわけですが、ホーチミンでは人々がマクドナルドのハンバーガーを食べながらコークを飲み、iPhoneとにらめっこする「マクドナルド化」現象が日常的です。戦争でアメリカは敗北を喫したものの、グローバリゼーションの波に洗われる今日のベトナムをみると、結果として社会的にどっちが勝者だったのか、と首をかしげざるをえません。いずれにせよ、こうして楽しみつつも現場を踏んで体験学習ができたことは、観光系ゼミとして大きな収穫であったと思います。

人民委員会庁舎前でホーチミン像と
人民委員会庁舎前でホーチミン像と

(文責:国際学部教授 内藤嘉昭)

掲載日:2016年09月15日

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