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「ルックマレーシア・プログラム」に参加して

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参加者10名による都内ホテルでのプレス発表会

ルックマレーシア・プログラムとは、マレーシア政府観光局が、将来を担う日本の大学生を対象に、国際化にふさわしい人材育成の一環としてマレーシアで国際交流など様々なことを体験させることで、アジアへの関心を高めようという目的で企画されたものです。今回が初めての試みであり、参加者は18~25歳までの東京近郊(東京・神奈川・埼玉・千葉・静岡)の大学に通う10名で、その中の1名に選ばれた私は、2011年8月16日から9月6日までマレーシアに滞在しました。滞在中はホームステイや企業訪問、現地校での授業、様々な行事などに参加し、実際のマレーシアを体験しました。ここでは特に印象に残っている3つの体験についてお話します。

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職場見学の事例として日本国大使館を訪問

1.職場訪問
マレーシアの職場では「多民族間の統合integration」をキーワードにしており、様々な民族が共に助け合い、協力して働いていました。それはJICAやJETRO、日本国大使館などを訪問した際に感じられました。そこでは多民族に応じた柔軟な労働システムが確立されていました。たとえば、ムスリムの一日五回の礼拝に対応した労働時間が設定されていたことや様々な言語で書かれた看板や注意書きが掲示されていたことが挙げられます。そのような光景は、日本ではほとんど見られない職場環境であり、“One Malaysia”(ナジブ政権が掲げるスローガン;「多民族から成る国民が一つになり、先進国の仲間入りを実現させよう」というもの)という意識があってこそ、成り立つ労働環境だと感じられました。働く人々の姿は非常に魅力的でした。

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サンウェイ大学での学生間交流

2.学生間交流
セランゴール大学とサンウェイ大学の二つの大学を訪れました。主に授業を通じて、現地の学生と交流を図りました。授業の中で、日本人学生がマレーシア語をマレーシア人学生から教わり、逆に日本人学生が日本語をマレーシア人学生に教え、自己紹介をする機会がありました。最初は言語の壁があるため、上手くコミュニケーションを図れるだろうかという心配がありました。しかし、それは全く問題なく、マレーシアの学生たちは、私のつたないマレーシア語と英語にきちんと耳を傾けてくれ、きちんと対話してくれました。上手く伝わらなくても笑顔で接してくれ、理解しようとしてくれました。円滑にコミュニケーションを図ることができ、ひじょうに良い異文化交流体験ができました。この体験を通じ「寛容性tolerance」を強く感じました。それは私たちが異国の人々と共生していく上で、大切なことだと思いました。

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ホームステイ先の家族と

3.ホームステイ
セランゴール州バングリスのカンポン(マレー語で村の意)で,ホームステイをしました。バングリスでは,パームヤシ、コーヒー、ゴム園などを見学したのち、2人1組でそれぞれのホストファミリー宅に向かいました。各家庭では、事前に準備をしていった日本の遊びで子どもたちと遊んだり、マレーシア語の指さし会話帳を使って会話したりして、カンポンに住む人々の日常生活を体験しました。カンポンでは、家族同士のつながりが強く、お互いに支えあって生活していました。そこには、私が体験したことのない、大家族的なコミュニティーがあり、「歓待hospitality」が強く感じられました。彼らは言語や宗教、文化の違いがあっても、私たちとの間に壁をつくらずに接してくれました。自然体で無理のないもてなしはひじょうに心地よく、まるで家族の一員になったようです。彼らのもてなし方は、自然体であること(natural)や自宅にゲストをお迎えするような気持ちで喜んでサービスを考えること(willing)などが特徴だと思います。

「多民族間の統合integration」、「寛容性tolerance」、「歓待hospitality」の三つは、多民族国家であるマレーシアの良さであり、日本が見習うべき点だと感じました。 私がマレーシアで学んだことはまだまだありますが、ここで全ては伝えきれません。それだけ多くの学びを得ることができました。マレーシアは多様な民族が集うアジアの縮図でもあり、日本にいるだけでは気付くことのできない様々な価値観を秘めています。そんなマレーシアを訪れ、自分の視野をより幅広いものにすることができたと思います。 また、本プログラムを通じて、新たな絆を形成することができました。その絆を大切にし、それらの人々とともにより良い国際社会を築くことに貢献したいです。また、本プロジェクトに参加するにあたって、本当に多くの方々が支援してくださいました。おかげ様で、本当に有意義な時間を過ごすことができました。心より感謝を申し上げます。

追記
「ルックマレーシア・プログラム」は来年も行われる予定です。多様な魅力を持つマレーシアを肌で感じ、多くの学びの機会を得たいと望む人はぜひ参加することをおすすめします。また、このプログラムについて、より詳しく知りたい方はマレーシア政府観光局のホームページに「ルックマレーシア・プログラム」の特設ページがありますので、ぜひご覧ください。

掲載日:2011年10月30日

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