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マハティール元首相と池上彰さんとのアジア塾に参加して

5月23日(金)、帝国ホテル東京にて、日本経済新聞社が主催して毎年開催する「アジアの未来」シンポジウムで、マレーシアのマハティール元首相と池上彰さんとのアジア塾が開催されました。日本の若い世代の育成に熱心に取り組んできた日経新聞が、学生たちに特別の機会を提供したものであり、会場には、約500名の大学生・大学院生が集まり、熱気に満ちた対談がおこなわれました。国際学部からは約30名の学生が参加しました。

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このセッションでは、最初に池上彰さんからマハティール元首相にいくつかの質問が出され、マハティール元首相は1つずつ英語で丁寧に答えました。その後、会場内の学生からの質疑応答に移り、マハティール元首相の回答に、参加者は感心したり笑ったり、密度の濃い対話で、非常に充実した時間となりました。

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以下が、マハティール元首相の回答をまとめたものです。

(1) 88歳、健康の秘訣に関して

・害になるものは口にせず、「少食」であること。

(2) 在任22年の政策の一つである「ルックイースト(Look East)」に関して

・ヨーロッパを見るのではなく、日本や東アジアの価値観や経済を学ぶことが重要だと考えた上での策であった。

・日本の戦後からの復興は目を見張るものがあり、学ぶべきだと考えた。経済構造再編を素早くおこない、東京オリンピック(1964)を成功させた。

・マレーシアは日本の良い部分を学ぶべきだと考え、留学生を日本に送り、労働者も派遣した。

・日本の特に工業技術は素晴らしく、それを学べる教育システムも整っている。

(3) 日本からの企業進出に関して

・マレーシアへの投資はマレーシアの経済発展に大いに貢献している。

(4)日本の文化に関して

・「ハラキリ」(責任をとる)などの特有の考え方があったことは非常に興味深い。「精神を大切にする文化」を見習うべきだと考えた。

(5) マレーシアの良さに関して

・主として3つの民族(マレー系・中華系・インド系)から人口が構成されている国であるが、(法整備などで)1967年から安定した1つの国として共存できている。

(6) 国境問題に関して

・国同士で戦うような状況になったとき、勝っても負けても犠牲が出るので、それで関係が改善することはないだろう。それよりも対話・交渉を重ねるべきであろう。

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このセッションは、マハティール元首相のかねての持論を直接聞くことのできた貴重な時間となりました。国際学部から参加した学生の多くはマレーシア研修への参加者だったので、事前に勉強した内容も含まれていましたが、改めてマレーシアで長期間国づくりを担ってきた偉大な指導者から話が聞けたことで、深く感銘を受けていました。

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以下が、国際学部の学生から寄せられたコメントです。

  • 「アジアの未来特別セッションは、私の大学生時代で最も貴重な経験のうちの一つになりました。マハティール元首相と池上彰さんの対談は1時間でしたが、とても短く感じられました。多くの参加学生たちも熱心にメモをとるなどしていて、この機会がどれほど貴重なのかということがうかがえました。『海外からみた日本』についてですが、日本にいる私たちがなかなか気づかないことを今回再認識させていただきました。海外旅行や留学などを経験してきた学生は自身の体験、記憶からすぐに日本という国の素晴らしい点がわかると思います。近年、欧米諸国に留学する学生が多い中、マハティール氏は若い世代の人々にアジアに目を向けてほしいとおっしゃっていました。日本人が世界に誇れる美点をたくさん持っていること、またこれから見直していくべき問題点も知ることの出来た1時間半でした。貴重な経験をありがとうございました。」(4年 中沢)
  • 「マハティール元首相、池上彰さんの対談を直接聞くことができ、とても良い経験になりました。対談を聞いて、今の若者がそれぞれの国を理解し、異文化交流をすることが未来を築いていく上で大切なことなのだと改めて実感しました。また、他の国の成功例を見て、自分の国にうまく活かすことによって自国の発展につながるのだとわかりました。」(3年 島原)
  • 「普段、決してできないような貴重な体験をさせていただきました。マレーシア研修に参加し在マレーシア日本大使館を訪れた際、マハティール元首相のことやルックイースト政策についてのお話を聞いていたので、今回この対談はとても興味深いものでした。マハティール元首相が何度もおっしゃっていたのは、『日本はもっと独自性を持つべき』ということです。これは他国を手本に右顧左眄するのではなく、日本の文化や今までの成功など日本の内面的な高い価値にも目を向けるべきということでしょう。私はマハティール元首相が日本のことを大変高く評価してくださっているということをとても強く感じました。そして日本人であるということにもっと誇りを持つべきだと思いました。」(3年 兵庫)
  • 「今回の対談で、マハティール博士の日本に対する評価に興味を持ちました。日本は西洋の文化に影響されすぎではないか。もっと独立すべきである。この言葉は、私たち日本人に日本の文化への自信を持たせるものです。話が進むに連れて興味が増す対談で、またこのような機会があれば参加したいと思いました。」(3年 福井)
  • 「この特別セッションに参加して、とても勉強になり、そして考え方が変わりました。今後、未来を担っていく私たちにとって意味のある貴重なものになりました。マハティール博士が今の日本に対してご発言されたことや、池上彰さんが私たちに投げかけた問いの答えを探しながら、自分自身出来る範囲で、国際交流を深めていこうと感じました。」(3年 杉本)
  • 「マハティール元首相は、私たちに勇気の出る言葉をかけてくれ、親日ということもすごく伝わってきました。日本は戦後の復興がとても早かったと感心していたので、私も当時の日本を支えてくれた日本国民を誇りに思います。」(3年 齋藤)
  • 「アジアの未来特別セッションに参加し、とても満足させて頂きました。池上彰さんとマハティール首相の会談を聞き、自分の知識不足を反省しながら、その雰囲気とお話しの内容をエンジョイできました。そして、勉強の大切さを再び感じました。今回は初めて同時通訳を使っての対談というものを体験しました。すべてが良い経験です。ありがとうございました。」(3年 曲)
  • 「今回、滅多にないセッションに参加できたことを大変嬉しく思います。まず、他の大学生も参加していて多岐に渡る意見交流の雰囲気を感じることができました。日本はものづくりに対してすごく繊細であり、世界トップレベルなのだと感じました。私が印象に残っていることは3つあります。1. 日本が戦後まもなく経済を大きく発展させたこと、2. 『恥の文化』が世界における日本製品の信頼を勝ち得ようとする行動の背景にあったこと、3. 日本がアジアに対してもっと独自に積極的に参加していくべきだということ。これから私たちが日本を作り上げていく時代が近づいていますが、質の高い日本製品を誇りにし、世界に貢献していくことが求められているのではないかと感じました。」(2年 小綿)
  • 「元首相マハティール博士と池上彰さんの貴重なお話が聞けたことは、とても良い経験になりました。マレーシアではルックイースト政策の実施など、日本に対してとても良い印象を持って頂いていることが分かり、嬉しかったです。日本人は自分に自信がないが多いと思うので、もっと日本人であることに誇りをもち、今後の生活に活かしていきたいです。」(2年 大谷)
  • 「私は今まで、恥ずかしがりやの日本人よりもフレンドリーである米国や欧州の人々の文化に興味と魅力を感じていました。しかし、マハティール博士の言葉を聞いて、日本人特有の『恥の文化』は、日本の良さにつながっているのだと知ることができました。今回このセッションに参加できたことは、マレーシア研修へ参加したように、また新しい自分の価値観をひとつ見つけることができたと思います。このような貴重な対談に呼んでいただけたことに、大変感謝しております。ありがとうございました。」(2年 青木)
  • 「今回、アジアの未来特別セッションに参加させていただいたことは、私にとり、とても良い機会でした。マハティール博士、池上彰さんのお話は普段聞くことの出来ない貴重なものでした。さらに、他大学の学生の質問内容や、講義に対する姿勢が、刺激になりました。これからの学生生活をより充実させるきっかけになったことを嬉しく思います。」(2年 林)
  • 「マハティール元首相は、88歳には見えないほど元気で優しそうなお方でした。22年間も在任していたと聞き、驚きでした。ルックイースト政策の名前は聞いたことはありましたが、どのようなものかは知りませんでした。世界が西洋を見習っていたときに東洋にもいいことがあると目を向けたのですね。日本には日本のいいところがたくさんあります。無理に世界に合わせようとせず、日本は日本なりにこれからも成長して行けばいいと思います!これからは自分らが世界を動かして行くのです。」(2年 上山)
  • 「日本についてマレーシアの元首相であるマハティールさんから学んだような気がしました。今回のセッションを通して、池上さんもおっしゃっていたように、私たちはまず自国、日本のことを知らなければならないと感じました。今回のセッションの経験がこれから何かに活かしていけたらいいなと思いました。貴重な体験をさせていただきありがとうございました。」(2年 石井)
  • 「今、日本ではたくさんのことが問題になっていて大変ですが、そんなときこそ話し合って解決することや平和を一番に考えるというマハティール首相の言葉がすごく胸に響きました。今回このような素敵な場に参加できたことほんとに嬉しく思います。私もこれからたくさんの国を知り、良いところを見つけたいと思います。」(2年 小藤田)
  • 「今回のマハティール氏の話しを聞いて、今後、日本もまだまだ成長していけるのだと分かった。さらに日本の技術や物作りへの意欲、食へのこだわりは素晴らしいということを実感しました。日本で生活していることを誇りに思います。この文化を大切にし、母国を愛するという気持ちを忘れずに、社会に貢献していける人になりたいと思いました。」(2年 鈴木)
  • 「マハティール元首相は日本を手本としマレーシアを発展させたルックイースト政策をおこなった方ですが、日本のどのような所を参考にしたのか具体的なところまで話して下さいました。自分自身、日本の良さを再確認する事ができ自信が持てるようになりました。今回のセッションではたくさんの大学から学生が集まっていて自分が今まで小さな人間だったと感じました。今回の講演で学んだことをこれからの大学生活に生かしていきたいです。」(2年 直井)
  • 「とても貴重な体験が出来たと思ったのと、改めて日本のことをもっと知らなければならないと思いました。マハティール元首相は本当に日本のことをよくご存知で、日本のことが好きである、というのが伝わってきました。今後もっと日本やアジアについて学ばなければならないと思わされるものでした。参加できてとても良かったです。」(2年 須永)
  • 「このセッションに参加して、私自身もこれからのアジア全体の未来について考えたいと思えるようになりました。『20年後、日本はアジアのリーダーになれるのか』といった質問に関しては、私たち若者が今、そしてこれからどれだけ頑張れるかにかかってると思います。日本を背負って立てるような人材になれるように日々学んで努力したいと思います。今回このような機会を設けていただき、本当にありがとうございました。」(2年 野田)
  • 「今回は日本とマレーシアの経済や政治、技術を聞けて、とても素晴らしい経験になりました。マレーシアは日本の良いところをモデルとして見習ったということがよく理解できました。そして、マレーシアと日本は友好関係にあることを実感しました。自分もこのセッションをきっかけとして、世界事情を更に学び、世界に羽ばたきたいと思います。」(2年 山本)
  • 「マハティール元首相が日本の『間違いを恥じる文化』、価値観は素晴らしいとおしゃっていており、私も改めてそのような気持ちを持とうと思いました。このような良い機会をきっかけにもっと日本のこと世界の国について関心を持って学びたいです。ありがとうございました。」(2年 北島)
  • 「アジアの未来特別セッション」に参加し感じたことは、日本の未来を私たち日本の若者の一人ひとりが考えなければいけないということです。現在日本は外交に問題を抱えています。国際交流をし、「現地を知る」ことが解決するために一番重要な事であると学びました。また、現在私たちが持ち合わせている「日本の倫理」を大切にしていかなければならないと感じました。」(2年 松澤)
  • 「池上彰さんとマハティール博士の貴重なお話を、直にお聞きすることができました。ルックイースト政策の意味を改めて知ることが出来たのと、今後、世界と日本の課題についても深く考えさせてくれました。このセッションを通して、私も世界に貢献出来る人間になりたいと考えるようになりました。」(2年 夏加)
  • 「マハティール博士は客観的に物事を見る力がとても素晴らしくて、自国の事も日本のことも知りつくしているように思えました。今回の特別セッションに参加して日本の未来はどうあるべきなのか考えさせられました。国際化が進む今、日本がアジアの中でリーダーになり、尊敬される国になるために私たちが日本国民としてできることは何か、あらためて考える良い機会となりました。」(2年 今野)

掲載日:2014年05月27日

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