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「高校生のための国際交流プログラム」開催 ~高校生と留学生のコラボ企画&アジアを知ろう!マスコミでは伝えられない留学生の国の実情~

11月13日(日)、八王子キャンパス国際学部棟にて毎年恒例となっている「高校生のための国際交流プログラム」が開催されました。この催しは東京都国際教育研究協議会と拓殖大学国際学部・国際開発教育センターが主催する交流プログラムです。とはいうものの教員はあくまでもサポート役に徹し、高校生と国際学部の留学生が打ち合わせを重ね、プログラム内容を詰めていきます。つまり、開催日当日だけの交流にとどまらず、すでに企画段階から双方の交流が始まっていることが特長です。

当日は、高校生31名(+保護者1名)、留学生21名、教員9名の総勢62名の参加で、教室が小さく感じるほどの賑わいとなりました。

開会式では、東京都国際教育研究協議会前会長の高田幸一先生(都立雪谷高等学校校長)と国際学部の福田惠子准教授から挨拶がありました。

高田先生は「人に『魚を書いてみてください』と言うと、その書き方は実にさまざまです。真横から書く人もいれば、真正面からの姿を書く人もいます。尾っぽからの姿を書く人もいるかもしれません。見方というのはいろいろあるものです」と、ものの見方の多様さと寛容さを大事にしてほしいというお話をされました。

福田先生からは「国のイメージというものはマスコミからの情報に大きく左右されています。しかし、その国の人に直接会って形成されたイメージは、間接的に得た情報で形成されたイメージよりも強いものになります」と、統計データをもとに直接体験の重要性が話されました。

また、実行委員のひとり、原島眞由美さん(日野高校1年)からは「今日一日、楽しみましょう」と参加者に向けたあいさつがありました。拓大側からも留学生代表で何瀟怡さん(カショウイ 中国 交換留学生)が「70億人も人がいる世界の中で出会うのは不思議な縁です。ぜひ、喜びを分かち合える時間にしましょう」と話し、この日のプログラムが充実するであろうことを予感させる呼びかけとなりました。

原島眞由美さん
原島眞由美さん
何瀟怡さん (後列はプレゼンを担当した楊潮さん、王亦忱さん)
何瀟怡さん
(後列はプレゼンを担当した楊潮さん、王亦忱さん)

 

午前中は、日本の昔ながらの遊びを体験しながらの交流となりました。伝言ゲームや椅子取りゲームを紹介し、体験してもらうのですが、留学生と行うプログラムらしく、趣向が凝らされています。伝言ゲームでは、日本語ではなく、中国語や韓国語で文章を伝え合うのです。

グループ対抗で行いましたが、発音の難しさに悪戦苦闘し、なかなか最後まで正確に伝え切れません。「私は宿題をしたくありません」とか「イケメンが好きです」と正解が明かされれば、一斉に笑いに包まれるのですが、何問やっても結局完璧に正解するグループは現れませんでした。

言葉によるコミュニケーションの難しさを思い知らされることとにはなりましたが、それだけがコミュニケーションの全てではありません。この時間が高校生と留学生の距離を一気に縮めることになりました。

何度も聞き返す高校生
何度も聞き返す高校生
椅子取りゲームで盛り上がる
椅子取りゲームで盛り上がる

 

グループごとに昼食を取り、さらに交流を深めた後は、午後のプログラム「留学生による各国紹介」の時間です。まず、5人の留学生から韓国、中国、台湾、バングラデシュそれぞれについてパワーポイントを使ったプレゼンテーションが行われました。

辛龍祐さん(シンヨンウ 韓国 交換留学生)からは、韓国料理の作り方をコミカルに編集した自作の動画が流されたり、1年10ヶ月にも及ぶ徴兵制のことや大学に入学するために年間120冊ほどの本を読み、1日14時間平均で猛勉強した経験が紹介されました。

楊潮さん(ヨウチョウ 中国 交換留学生)からは、中国は学歴社会のため、勉強ばかりで、日本のように体育や美術の時間はなく羨ましいとの話がありました。日本の高校生はカリキュラムの違いに驚いたようでしたが、「辛かったけど、たくさんの思い出があります。今を大事にして欲しい」とのエールが送られていました。

王亦忱さん(オウエキシン 国際学部1年 中国)は、「なぜテレビで報道される中国は怖いことばかりなのか? 悪いこと以上に良いことが起こっているのに・・・」との不満を漏らし、「直接、留学生に話してみてほしい」とメディアに惑わされないための解決策を提案してくれました。

謝沛柔さん(シャハイジュ 台湾 交換留学生)からは、お風呂はシャワーが中心で、三食とも屋台等など外で食べる外食文化であると日本との違いが紹介されました。また、抗日運動をテーマにした台湾映画『セディック・バレ』も紹介され、台湾と日本との歴史的な背景を知ることになりました。

スサント・バルアさん(バングラデシュ 国際学部2年)からは、ベンガル語の文字が紹介され、みんなでベンガル語でのあいさつを発してみました。

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辛龍祐さん
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謝沛柔さん

 

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スサント・バルアさん
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プレゼンに聞き入る高校生

 

最後は、プレゼンテーションを受けて、感想を共有しあいます。その中で、特に気になったことやもっと話してみたいことでグループディスカッションし、さまざまな思いを深めていきました。

恋愛や芸能人の話題から徴兵制や教育の話題まで、硬軟織り交ぜグループでの話に花が咲く
恋愛や芸能人の話題から徴兵制や教育の話題まで、硬軟織り交ぜグループでの話に花が咲く

 

プログラム全体をふりかえり、参加者からは「インターネットで調べても分からないことが知られるいい機会になった。自分の将来につながると思う」といった感想や「同じアジア圏なので似ているところもあったが、違うところもあった」という発見につながったコメントなどが発表されました。

プログラムを終え、日本の高校生は、アジアからの留学生の猛勉強ぶりに「まだまだ至らない」と刺激を受けたようです。一方で、部活や文化祭など課外活動のある日本の教育に触れて「日本の高校生はいろいろな経験をしていると思う。個性的で頑張っている」と留学生たちから評価され、自分たちを見つめ直す機会にもなりました。

最後は、高校生と留学生といった垣根はなくなり、何瀟怡さんが最初のあいさつで言ったように「喜びを分かち合える時間」になったと各々強く感じられたようです。

最後に全員で記念撮影
最後に全員で記念撮影

掲載日:2011年11月13日

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