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マンチェスター大学 David Hulme教授の特別講演会

2004年11月9日、拓殖大学大学院国際協力学研究科(文京キャンパスA館308号室)にてマンチェスター大学の慢性貧困研究所所長のヒュルム教授を迎えて特別講演会が開催された。 演題は「貧困削減援助政策はどうあるべきかー世界各地での共同研究の成果から(貧困層とは一体どのような人なのか?その実相は?どう支援するべきか?)」。

講演者のヒュルム教授(Prof. David Hulme)はマンチェスター大学の国際開発行政・経営研究所の所長を務めた後、現在は慢性貧困研究所の所長を務める。2000年には世銀副総裁に英国政府より推挙されるなど、英国政府の信頼も厚い実務に通暁した大学教員である。援助世界が貧困削減に傾斜する中で、今後世界的な権威としてオピニオンリーダーとなる存在。高名なロバートチェンバースの弟子として、英国の開発行政の学会を背負っている人でもあります

慢性貧困研究所は2000年より5年間、年間1億円の研究予算を使って英国各地の主要大学および世界各国の大学およびNGOとの共同研究を実施し、このたび慢性貧困対策への政策提言をまとめた慢性貧困レポートを完成させた。今後2006年には最終報告書を出版する。

同報告書は2004年5月に英国下院で公表されたが、このたびは11月8日に国際協力機構(JICA)の国際協力総合研修所(IFIC)で公表され、11月15日以降世界銀行および米国国際開発庁で公表される。

「貧困削減援助政策のあり方を変える歴史的な報告(英国ゴードン・ブラウン蔵相評)」といわれた報告を拓殖大学国際開発学研究科では仔細に検討。拓殖大学国際開発学部長篠塚徹教授より、貧困削減策と支援の方向についてのレビューと展望を盛り込んだ総合挨拶、大学院国際開発学研究科の教員でありまた財務省の貧困問題研究会委員でもある柳原徹教授よりヒュルム報告について①その枠組み、②焦点の選択、③分析視角、④データの取り扱いについてコメントが加えられた。

特に上位貧困層の動態と下位貧困層の動態の違いに着目し下位貧困層にはそれに即した支援策が必要であるとするヒュルム教授の主張をめぐって真剣な議論が行われた。当日は約50名の熱心な聴衆の参加を得たが、石川滋先生(一橋大学名誉教授)、小島誠二氏(JICA理事)も議論に加わり、板書による論点の提示も行われ白熱した議論となった。

掲載日:2004年11月09日

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