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2017年10月16日NEWS

【国際学部】新田目ゼミナール夏季フィリピン合宿報告

新田目ゼミでは、8月29日(火)から9月8日(金)の10泊11日、フィリピンのセブ島でゼミ合宿を実施しました。


新田目ゼミの海外合宿の目的は、海外で働く日本人の実態にふれるとともに、開発問題の現場を視察し、実際にNGO活動の現場に参加することにより、国際学部のディプロマポリシーの重要な要素であるコミュニケーション力・実践力と問題解決能力を涵養することです。
 

本年度は、リコーイメージング株式会社(カメラ製造)、United Re-Growth, Inc.(社会人向け英会話学校、日本食レストラン経営), Nexseed,Inc. (英会話学校・IT留学), Framgia(ソフトウエア開発)、(株)グーン(廃棄物リサイクル)、 QQ English(英会話学校)の6社を訪問し、代表者もしくは担当者から、海外・フィリピンで働くことの楽しさや、起業・経営上の苦労についてお話を伺いました。皆さん一様に、海外生活を楽しんでいらっしゃること、そして、チャンスは今海外に、特にアジアにあること、また、現地貢献意識が大切である点を強調されていました。国際学部の理念と一致するところが多く、とても意を強くしました。

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リコーイメージング(株)訪問―カメラ工場を視察

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(株)グーン訪問―セブ市の廃棄物リサイクル事業(JICA/環境庁支援事業)の現場を視察

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コワーキングスペース―セブにはこのようなオフィスがたくさんありIT起業家が仕事をしている。
海外就業の現場を拝見したのち、NGO団体Daredemo Heroとともに、ボランティア活動を行いました。Daredemo Heroは2013年にセブ市で設立され、貧困児童・家族に対する教育・生活支援と、災害被災地の復興支援活動の分野で、活発な活動を行っている団体です。今回の活動は、団体コーディネーターの方から概略の指示はあったものの、自主的に計画をたて実施するというスタイルで進みました。


まず、Daredemo Hero奨学金受給者(小学生、約10人)に対する日本語授業を行いました。そのために、まず教材づくりから始まり、どのように教えるか、夜遅くまでディスカッションと準備を行いました。若者らしく、スマホを巧みに駆使した新しい授業方法も導入しました。

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子どもたちに日本語の授業

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スマホを使ってひらがなを教える
次に、近隣の貧困地域における炊き出しとスポーツなどのアクティビティを行いました。ここでは、初めてのフィリピン料理(チャンポラード)に挑戦しました。チャンポラードはおかゆにチョコレートと砂糖を混ぜてつくる伝統的軽食です。ここでは、事前に集めた使用済み文房具の配布も行いました。

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チャンポラード作り

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炊き出し

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文房具の配布

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貧困地区の子どもたちと遊ぶ
さらに、近隣の高校に出向き、約30人の生徒に対して模擬授業を行いました。ここでは、社会科の一時間を用いて、フィリピンと日本の比較(家族、恋愛観、将来の夢、社会参加意識等)を行いました。フィリピンの学校では一斉授業が多いので、グループに分け、ディスカッションを行い、それを模造紙に図解して発表することを学んでもらいました。ただし、指示がうまく伝わらず、「本当のコミュニケーション」の難しさを実感しました。なお、ここでも文房具の寄付を行いました。また、参加費用の中から購入したインクジェット・プリンターを寄贈しました。

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授業の説明

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グループ授業

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プリンターを寄贈
最終日には、セブを離れ(約二時間)、サトウキビ・プランテーションを訪問し、サトウキビの栽培方法や農地経営など、熱帯農業の現場について、いろいろ教えていただきました。

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250haの農地

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栽培方法について説明を受ける
以上、今回のゼミ合宿では、単なる異文化体験、ゼミ生の親睦を越え、今後のキャリアの参考になることを、たくさん学びました。また、実際のボランティア活動に参加することにより、実践力と問題解決能力を身につけることができたように思います。私たちのために、貴重なお時間を割いてお話しいただいた皆様、特にボランティア活動のご指導をいただいたDaredemo Heroのスタッフの皆様に、お礼申し上げます。

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