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2017年10月06日NEWS

【国際学部】石川ゼミナール夏合宿報告

沖縄風にアレンジされた音楽を聴き、咲き誇るハイビスカスや透明度の高い海を見ながらさまざまな場所へ赴いた4日間。今年の石川ゼミ夏合宿は沖縄県宮古島市で実施されました。
 
石川ゼミでは「持続可能性」をキーワードにゼミ活動をしています。今年度は、2015年に国連総会で採択された持続可能な開発目標「SDGs」を自分たちの足元(2年生は八王子国際キャンパス、3年生は八王子市を想定)に落とし込んでアクションを起こすことをねらいとしています。そこで、持続可能な社会にするためにはどうしたらよいのかというヒントを得るため、2008年にエコアイランド宣言をした宮古島をフィールドと決め、実際に足を運んでみたのです。
 
隆起サンゴ礁から成り立つ低く平坦な宮古島の地形は、台風などの自然災害に遭いやすく、また島の水源はすべて地下水に頼らざるを得ないため、住民が自らの生活や島の産業、周りを取り囲む海を守っていこうという志をもってエコアイランド宣言に至っています。
具体的に言うと、宮古島では輸送コストかかり、ガソリン代が高くなるため、電気自動車の普及率が国内トップレベルです。あるいは、特産であるサトウキビを工場でバイオエタノール燃料や畑の堆肥に変え、島外に頼らず島内でリサイクルもしています。

すでにエコアイランドに向かって順調に進んでいるようにも見えますが、エコアイランド推進課の方の話によると、「平成に入ってから政府が動き出すが、未だに市民との連携がうまく取れずにいることが課題です。エコアイランドとしての取り組みの認知がまだ十分でないため、しっかりアピールしていきたい。」と話していました。

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エコパーク宮古で市の担当者・三上さんから説明を受けるゼミ生
宮古島と言えば、綺麗なビーチも印象的です。観光客がよく訪れるビーチには漂流物のゴミはあまりありませんが、一方で潮の流れの関係で漂流物のゴミが大量に流れ込んでしまうビーチもあります。
 
3日目の朝に私たちは「宮古島の海を綺麗にし隊」のメンバーの方々と一緒にビーチクリーンを行いました。数時間ゴミを拾い続け、ゴミの総重量は約450kgにもなりました(多い時は1tほどにもなるそうです!)。団体の代表の方は「島外の方が宮古島のゴミに注目して、ただ目で見るだけでなく、実際に訪れて地元の方々と共にアクションを起こしてくれたことが嬉しい。」と話していました。ゼミ生もお世話になった島のために貢献することができてよかったと達成感を感じました。(ビーチクリーンの様子を取材され、翌朝、地元紙の宮古毎日新聞に大きく私たちの記事が掲載されました)
 

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宮古島・平良高野の浜でビーチクリーンに取り組む
また、一人親世帯の子どもや孤食の機会が多い子どもやその親に対して安価に食事を提供する子ども食堂「みゃーくがに」も訪れました。その日のメニューだったカレーを食べた後、元気いっぱいの子どもたちと一緒に遊びました。そうした子どもたちのために少しでも協力できればと、事前に農業総合コースのゼミ生たちが拓大農園で育てた野菜を収穫して持参し、直接手渡すことができました。

スタッフの方が語っていた「子どもがプライベートなことを話してくれる時、心を開いてくれたと思い、嬉しくなる。」との言葉が心に残っています。

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子ども食堂みゃーくがにの前里さんに拓大農園で採れた野菜を贈呈
今回の合宿で、様々な角度から宮古島を見つめ、ただ観光しただけでは分からない宮古島の現状を理解することができ、実りの多い合宿となりました。お話を聞いたどの方々も宮古島をより良くするためにはどうしたらよいのかということを真剣に考えていて、熱意を持って我々に話してくれました。その姿勢に見習い、これからのゼミ活動に励みたいと心を奮い起されました。宮古島で得たヒントをもとに、八王子キャンパスと八王子市を「持続可能」にしていければと思います。
 
国際学部国際学科2年 石川ゼミ 佐藤里紗

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