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2017年04月12日NEWS

国際学部受け入れ留学生の春休み期間における地方滞在(タイ・カセサート大学、台湾・東呉大学受託留学生)

本学では、2016年9月より本年7月末まで国際学部受託留学生としてタイのカセサート大学および台湾の東呉大学において日本語を学ぶ留学生15名を受け入れており、日本語集中講義を開講しています。

この度、春休み期間を利用して、2017年3月20日~23日にかけて山梨県南巨摩郡富士川町に5名の留学生が滞在しました。これは、教室で実施している通常の授業では経験できない地方部の生活体験を目的とするものです。滞在には、国際学部教授徳永達己および日本語教育研究所准教授飯田透の両教員および国際学部4年の直井大地君がサポート役として随行しました。活動内容は、「外国人から見た富士川町の魅力」を、それぞれの母国語にて富士川町のfacebookなどのSNSで紹介・発信するとともに、留学生に町の見どころの見学や、農家でのホームスティ(民宿)を経験してもらうものです。

今回の参加者の感想は次のとおりです。<国際学部 徳永達己>

美しい棚田と富士山

美しい棚田と富士山
①.タイ留学生の感想

  1. Charoenyot  Nichaphat(チャロンヨット・ニチャパット:通称プロイ)
    春休みの間に、徳永先生のご紹介で富士川町へ研修する機会がありました。それは4日間の素晴らしい経験でした。日本の田舎にホームステイをしたし、美しい富士山ときれいな棚田を見ました。

    また、富士川町は花見でも有名です。 私がそこに行った時、桜はまだ咲いていませんでした。残念でした。今、タイ人の間では、富士川町はまだよく知られていません。しかし、富士川町のきれいな景色や陶芸や農業などで、富士川町は新しくて、面白い観光地になることができると思います。これからはタイ人へも富士川町を紹介していきたいと思います。
     
  2. Vipavee Mongkolsolos (ウィパーウィー・モンコンソロス:通称メイ)
    2017年3月20日から 3月23日まで 徳永先生、飯田先生、台湾と日本の学生と一緒に山梨県の富士川町に行きました。私は日本の田舎に初めて来て、ドキドキしました。

    初日、「増穂ふるさと自然塾」のコテージに滞在しました。コテージはとても大きくて、綺麗でした。晩ご飯は皆さんと一緒にカレーライスを作って食べました。美味しかったです。私は料理を作った時に、直井さんにタイ語を教えてあげました。

    2日目は、終日雨が降って、大変でした。この日は陶芸を作ったり、農業体験をしたり、温泉に行ったりしました。温泉は良かったです。お風呂に入った後に、ミルクを飲んで、いい気持ちでした。

    その後は、農家民宿の「山の小さなお宿のヤマテラス」に滞在しました。その家は、130年前建てられた古民家であり、江戸スタイルでした。面白かったです。私とプロイさんは料理を作る際のお手伝いをしました。

    3日日は、天気が良かったです。町役場に行って、facebookでタイ人に富士川町を紹介しました。私とプロイさんと直井さんはいろいろな場所に観光しました。例えば、妙法寺や大法師公園や富士川民俗資料館などです。でも、私たちは大法師公園に行った時、桜の花まだ咲いていませんでしたが、この日は、いろいろな場所を観光したので、一番好きな日でした。疲れましたが、楽しかったです。

    最終日は、飯田先生と台湾の学生と一緒に甲府市にある武田神社に行きました。山梨県は観光する処がいろいろあります。もっとタイ人にも富士川町を紹介していきたいと思います。

陶芸作りに挑戦

陶芸作りに挑戦 (2)

まずは陶芸作りに挑戦
②.台湾留学生の感想

  1. 林芷柔
    ホームステイを通して高尾にいては体験出来ない経験をすることができました。

    高尾以上の雄大な自然と、気さくに話しかけて下さる暖かい方々、歴史を感じる古い家屋に泊まらせていただいてとても趣を感じました。

    また、仲間と陶芸をしたり、料理を作るなどして仲を深めることもできました。とても有意義なホームステイだったと思います。ホームステイ先の方、先生方、協力してくださった方々ありがとうございました。
     
  2. 曾羿
    今度の旅で、地方の歴史、地元の信仰を分かることが出来ました。日本伝統の小屋民宿で泊まるのはとてもいい経験をしたと思います。

    自分一人の旅より、こうしてみんなと一緒に、ある場所で”生活”するのは今までない体験です。 またこのような旅を行ってみたいです。
     
  3. 李富陞
    富士川町はいろいろな景色があります。富士山が見えるし、春には、日本の桜の名所100選にも選ばれた大法師公園の桜の名所があるなどです。日本で陶芸をして、農業を体験して、貴重な経験をたくさん出来てありがたいです。

    また、ホームステイをするのは初めてでした。天気がすごく寒かったのに、家族の方が情に厚いので、体がどんどん暖かくなリました。

    そして、今回の旅は徳永先生と飯田先生のおかげで富士川町に見学してくれたからこそ、もっと日本の文化生活を了解しました。お世話になってありがとうございます。

農業体験

農業体験(ジャガイモの植え付け準備作業(草木灰漬け))

町役場の職員から町の見所について伺う

町役場の職員から町の見所について伺う
③.日本人学生(国際学部4年 直井大地君)の感想

私は3月20日から3月22日の間、徳永先生のご紹介で山梨県の富士川町へ行きました。徳永先生は以前から富士川町で地域おこしプロジェクトを行っており、今回もその一環として参加させて頂きました。今回の目的は留学生と共に富士川町を観光し、留学生たちがそれぞれの母国語で富士川町のフェイスブックを通じて町の魅力を発信していくというものでした。

富士川町は山梨県南西部に位置する街で人口は約1万5千人の街です。新宿のバスターミナル、バスタ新宿からは2時間30分ほどで着きます。2017年3月19日に中部横断自動車道が一部区間延長されました。現在は総延長25kmほどですが、全体の計画は新東名高速道路、静岡県の新清水JCTから上信越自動車道、長野県の佐久小諸JCTまでの延長132kmが計画されています。中部横断自動車道の開通により、山梨県西部から静岡空港や清水港への所要時間の短縮や、富士川町から甲府市までのアクセスが容易になるなど様々な経済効果が期待されており、移住者への魅力にもなると考えられています。

富士川町には名前の通り富士川という川が流れています。富士川町は長年、水運と陸路が交じる交通の要所として発展してきました。富士川は元々江戸に米を納めるために利用されていましたが、後に海から塩なども内陸に輸送されるようになっていきました。そのため、富士川町には美しい棚田が広がり、塩に関する施設もあります。明治から大正にかけては富士川の水運を主な事業とする水運会社も存在していましたが、JR身延線の開通やモータリゼーションの進行などで衰退していきました。

富士川町内には1930年から1962年までの間、路面電車が走っていました。甲府駅から富士川町中心部近くの甲斐青柳駅までを約55分で結び、ボロ電の愛称で町民に親しまれていました。ボロ電の駅跡には現在でもバス停があるところがあります。現在では軌道跡は廃軌道と呼ばれる自動車道になっています。

町内を移動するには自家用車が不可欠だと感じました。バスも本数が少なく地元の方向けで、利用は困難でした。今回私たちは地元の方々の自家用車を利用することができました。しかし、特に外国人観光客の場合は移動手段を持たないためバスの利便性の向上が課題だと感じました。地元の方の殆どは自家用車を持っているため、いかにバスに乗るメリットを町民に普及し、利用者を増やしていくことができるのかが大切だと感じました。

富士川町には温かい人々や美味しい郷土料理、雄大な景色など数多くの魅力があります。今回の私達の情報発信により、一人でも多くの人が魅力あふれる富士川町へ訪れることを願います。

農家民宿でくつろぐ一行

農家民宿でくつろぐ一行
④.飯田先生の感想

今回の研修の感想を聞いたところ、留学生はみな一様に参加できてよかったと言っていました。

特に、富士山が見られたこと、桜の名所見学やホームステイでの日本人とのふれあい、農業体験や陶芸教室等、大学では体験できない有意義な活動だったと言っていました。また、経費を安くしていただいたこと、カレーの差し入れや、車での送迎まで、地元の皆さんに親切にしていただいたことにとても感激していました。

受託留学生の取り組みとしてははじめてのことでしたが、彼らにとって大変よい思い出になったことと思います。企画していただいた国際学部の徳永先生をはじめ、富士川町役場のみなさんに感謝したいと思います。本当に有難うございました。


掲載日:2017年04月12日

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