HOME学部の教育教員紹介 戸川 点 教授

歴史が好きで教員になりました。

戸川-点

戸川 点 教授

上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程中退。以後31年間都立高校教員、管理職を勤める。2016年より拓殖大学国際学部教授。

インタビュー

  • Q
    先生はどのような大学生活を送っていましたか。
  • A
    史学科に入ったのですが、そこで出会った地方出身の友人たちの学識の深さに圧倒されました。彼らは高校時代にシモーユ・ベーヌやキルケゴールなんかを読んでいて熱く哲学論議などをしていました。それまで私は好きな日本史関係の本は多少読んでいても受験勉強しかしていなかったのでかなりカルチャーショックを受けました。1年生の頃は彼らの下宿に遊びに行ってよく泊めてもらいました。2,3人で4畳半の下宿に泊まって夜を徹していろいろ語り合ったりしていました。

    サークルは史学科内のサークルで日本中世史研究会に入りました。ここでは論文の輪読や研究史の整理など大学の正規の授業以外に先輩たちから歴史学のノウハウをずいぶんと学ばせてもらいました。
  • Q
    その後、大学院へ進学されたのですね。
  • A
    学部3年で所属したゼミは大変厳しいゼミで、徒弟制度を取っているようなゼミでした。学部の頃から講義がある、無しに関わらず基本的に毎日研究室に顔を出し、研究室の文献や資・史料の整理などをしていました。私自身、将来歴史学を生かして生活していきたいと考えていたので、そういう厳しさは苦ではありませんでしたが。結局そのままマスターからドクターまで進み、その後東京都の教員になりました。
  • Q
    教員になってからの生活はどうだったのですか。
  • A
    当時は高校でも週1日研修日という研究することができる日があったので、そういった時間を利用して研究を続けていました。それから学会や研究会活動は続けていたのでそこでの刺激をモチベーションに論文などを書いたりしていました。

    一方、授業や教育にも魅力を感じていました。教育は人間を育てる仕事ですから決して適当にやれる仕事ではありません。やりがいと同時に重大な責任があります。授業も部活もこちらが頑張れば確実に生徒の反応もよくなります。それがうれしくて未熟ながらもがんばりました。当時の生徒がこれを読んだら「ほんとかよ」とツッコむかもしれませんが、私自身は一生懸命やったつもりです(笑)。

    当時の私にとって研究と仕事をどうバランスを取り、きちんと両立させるかは大変な課題でした。そうした中で拓殖大学で教員養成に携われるかもしれないというチャンスがあり、採用していただくことになりました。
  • Q
    最後に学生へのメッセージをお願いいたします。
  • A
    教職課程を取っている学生としか会えないのですが、もっともっと知的好奇心の幅を広げて、専門性も深めてほしいと思います。拓殖大学は留学生も多く、様々な研修機会も用意されていて学ぼうと思えばいくらでも学べるすばらしい環境だと思います。使い倒さないともったいないと思います。

    また、運動部の学生で教職を目指す人は、ぜひもっと勉強してください。部活の顧問をやりたくて教職を目指す人が多いのですが、教員になる以上、部活指導だけでは困ります。きちんとした授業ができなければ教員とは言えません。部活と勉強、両立は難しいと思いますが教員を志す以上、頑張ってください。そのための応援はしますので一緒にがんばりましょう。

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