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アジアの国々の民主化がどうなるか見極めたい

岩崎-育夫

岩崎 育夫 教授

立教大学文学部卒業後、1974年にアジア経済研究所へ入所。1999年から国際学部へ。

インタビュー

  • Q
    先生は大学時代にどのような学生生活を送られていましたか。
  • A
    私の大学生活は地味な目立たない学生で(現在もそうですが)、授業の合間など時間がある時は、図書館で政治や歴史や社会や文学など様々なジャンルの本を読んでいました。もちろん、それだけでなく、映画(料金の安い昔の名画)や神宮球場に大学野球を見に行くのも楽しみでした。
  • Q
    拓殖大学に来る前は、どこでお仕事をしていましたか。
  • A
    大学卒業後、1974年から99年まで25年間、アジア経済研究所(経済産業省管轄下の日本における発展途上国に関する最大の研究・資料センター)で、図書館と地域研究部に所属しました。本が好きなので、本に囲まれた生活が自分に向いていると思ったからです。
  • Q
    アジア経済研究所在職中で思い出に残ることは何ですか。
  • A
    アジア経済研究所在職中に、研究所から派遣されて1980年4月から82年3月までの2年間、シンガポールの東南アジア研究所に滞在しました。初めての外国だったし、アジアの国々について知識は少し持っていましたが、頭の中の知識と自分が実際に見て体験することは完全に違うことを痛感しました。シンガポール滞在中に東南アジア諸国も旅行する機会がありました。初めのうちは、同じアジアといっても日本とはかなり違うことが分かり、毎日、見るもの聞くもの食べるもの全てが新鮮な驚きの連続でした。しばらくしてカルチャーショックに慣れると、このような国や人々の特徴は何だろうかという知的好奇心が沸いてきました。いまから振り返ると、これが自分のアジア研究の出発点(原点)だったと思います。
  • Q
    拓殖大学国際(開発)学部に赴任することになった理由は何ですか。
  • A
    シンガポール滞在から帰国後、研究がいっそう好きになり、大学に行けばもっと本格的研究ができるのではないかと思ったのが動機です。しかし実際に大学に来てみると、授業や会議など様々な業務が待ち受けていて大学は忙しい、前の職場のほうが研究する時間という点では恵まれていたと感じたものです。
  • Q
    現在、関心を持たれている研究内容、テーマを教えてください。
  • A
    アジアには20を超える国がありますが、これらの国の政治のあり方、具体的には民主化や民主主義や政党制がどのようなものか見極めることが現在の関心テーマです。そのさい一つ一つの国ごとに実態を説明するのではなく、アジア全体の比較視点からすると、それぞれの国の特徴がどのようなものか明らかにしてみたいと考えています。
  • Q
    将来、ぜひやってみたいことはありますか。
  • A
    これまでひたすら現代アジアの姿を追い求めてきましたが、時間と気持ちの余裕があれば、アジアの歴史の勉強や、アジアを世界の他の地域、とりわけヨーロッパと比較してみたいと思っていますが、そこまで手が回るかどうか、自分にもよく分かりません。
  • Q
    これから国際学部に入学を希望している学生に何か一言お願いします。
  • A
    漠然と大学に入る、学部を選ぶ、授業を選択するのではなく、やはり、あらかじめ自分のやりたいこと、関心があるテーマが何か決めてから、大学、学部、授業を選ぶと、意義ある大学生活が送れると思います。そのためには、一度真剣に自分と向き合い、何がしたいのかじっくり考えてみることをすすめます。

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