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日本文化や日本語への理解を深め、豊かな人生を

福田-惠子

福田 惠子 教授

1994年に東京外国語大学大学院地域文化研究科博士前期課程修了後、拓殖大学留学生別科非常勤講師に。2003年から国際開発学部へ。

インタビュー

  • Q
    先生はどのような大学生活を送っていましたか。
  • A
    はっきりした目的もなく大学に入ってしまい、1、2年生はけっこう憂鬱な日々を送っていました。しかし、ある日、友人のノートを見て、同じ1時間半なのに、友人は私の数倍、濃密な時間を過ごしていることに気づきました。私がたいしたノートもとらず適当に過ごしていたこの時間に、友人は多くのことを吸収していました。これをきっかけに少しずつ貪欲になっていった気がします。所属する学科で取得できる資格(中、高等学校の国語の免許、図書館司書、図書館司書教諭の免許)の全てを取得することができました。英会話学校も週に2日、アルバイトで得たお金で通っていましたね。現在、その資格を使った仕事をしているわけではありませんが、その資格を得る過程で積んだ経験は、私の人生を豊かにしてくれています。
  • Q
    日本語教師になられたきっかけは何ですか?
  • A
    大学3年生頃から、勉強してきたことが活かせる職業は何かを考えるようになり、次第に日本語教師に興味を持つようになりました。しかし、当時、日本語教師という職業はまだあまり知られておらず、どのようになるのかもよくわかりませんでした。そこで、出版社に就職し、働きながらも日本語教師に関する情報にはいつもアンテナを張っていました。何か目標があると、自分のアンテナは敏感に反応することができるんですね。拓殖大学の日本語教師養成講座の公募を新聞の下段から見つけたのも、アンテナが反応したからでした。
  • Q
    社会人から大学院に戻ったのですね。
  • A
    働きながら、拓殖大学の日本語教師養成講座に2年間通い、修了と同時に、拓殖大学の日本語センターで日本語を教えないかというお誘いがあり、中国帰国者の方々に日本語を教える機会に恵まれました。しかし、教えながら日本語の難しさを痛感するようになり、一大決心をして、大学院受験を志し、本格的に日本語学の勉強を始めました。修士修了と同時に、拓殖大学の留学生別科での非常勤講師、拓殖大学国際学部への専任教員へと道が開けました。
  • Q
    現在、関心を持たれている研究内容、テーマは何ですか。
  • A
    私のテーマは「日本」です。大学院の博士前期課程では「日本専攻、言語文化コース」でした。グローバル化の波が押し寄せ、日本に元来ある尊いものが失われようとしている現在、今一度立ち止まり、日本文化や日本語への理解を深め、豊かな人生を送りたいですね。
  • Q
    どのような科目をご担当ですか?
  • A
    現在担当している「言語と文化」では他言語と比べながら日本語の特徴を明らかにし、言語を通して見える文化についても触れています。また、儒教の影響を受けた武士道などについても理解を深め、当時の人々の価値観に思いを巡らし、学生の今後の人生に活かしてもらいたいと思っています。
  • Q
    儒教は今の時代にも役立ちますか?
  • A
    儒教の徳目の中に「仁」があります。「仁」とは思いやる心ですね。現代人はこれが欠けてしまっていると思います。負け組、勝ち組というような言葉がはびこっています。弱いものを思いやる、小動物を思いやる、自然を思いやる・・・。自己中心的な考え方をやめ、思いやる心を育んでいけば、平和な世界が訪れると信じ、教育活動を続けています。

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